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エリック・クラプトン20回目のジャパン・ツアー。 そして現役メジャー海外アーティストの日本公演史上初めて最高公演回数200回を数えた初日の日本武道館公演を、ここに逸早く素晴らしい音質のステレオ・オーディエンス録音で完全収録したプレスCDでお届けします! このマスターはネット上のアップロードマスターではなく、完全オリジナル・マスターからで、レコーディングされた ポジションは、武道館アリーナ席の正面に向かってPAスピーカー右側の前になります。 クラプトン自身曰く、どこで聴いても いいサウンドだという武道館の良い部分を証明する非常にクリアな極上音質です。 クラプトンのボーカルとギター、バンドメンバーそれぞれの楽器の音、女性コーラス、どれをとっても非常にクリアで、まさに当日、会場ではこの音で鳴っていたと納得させるサウンドを捉えています。 初日ということで、駆けつけたファンの期待はMAXに膨らんでいた中、提示されたパフォーマンスは終演後、賛否両論を生みました。 派手さに欠ける無難なナンバーばかりの、過去のツアーの焼き直しのようなセットリストだったと嘆くファンが いた一方、いや、それが円熟の境地に達したクラプトンがやりたかった、最も彼らしいセットリストじゃないかと反論するファン。 また、会場で販売されたパンフレットに掲載されたクラプトンのメッセージから、これで最後の日本公演になるかもしれないと悟った方々はクラプトンのギターから発せられる一音一音、彼の歌声を胸に刻みつけました。 1974年、クラプトン29歳時の初来日から40年、69歳になっての来日20回目のステージはそれだけでファンには万感迫るものだったと言えるでしょう。 その一方で、これまでの来日公演を経験し、今回もギターの名手たるクラプトンにかつてと同じプレイクオリティを求めた熱心なマニアの方々からは心から満足できるものではなかったという意見が寄せられました。 69歳という年齢の自分をストレートに曝け出したクラプトンの姿に感謝する気持ちと年老いようともかつての誇り高き完璧なプレイを熱望する想いとがぶつかり合ったのがこの初日公演だったと言えるでしょう。 そのファンの複雑なレスポンスを物語るように、クラプトンのプレイは気合いのこもったパートと気を抜いたと感じられるような パート、相反するプレイが交錯しています。 心許ないPretendingのイントロ、今まで何千回と弾いてきたであろうWonderful TonightのイントロフレーズでのミスとAfter Midnightのソロでのミストーン、そして全般的にあまり前に出ていないボーカル(特にアコースティック・ セット)など、確かに完璧とはいえないプレイぶりが見受けられます。 しかしLittle Queen Of Spadesでの鬼気迫るチョーキングには、 一音に込められた彼の情熱が宿ってもいたわけです。 そういう意味でこの公演は、後から鑑賞することによってさらに楽しめるものではないでしょうか。 これを遂に黒人ブルースマンの域に近づいたステージと捉えることもできると思います。 初日公演のクラプトンをあなたはどう評価されますか? それは全貌をリアルに捉えた本盤をお聴きいただき、ご判断いただければと思います。 賛否両論を巻き起こしたクラプトンとバンドのありのままのステージを逸早く本盤でお楽しみください。 プレスCDでの限定リリースとなります。
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