【割引対象外】 PAUL McCARTNEY
[ WINGS OVER CINCINNATI 1976 ]
DATE 19760527+1110
PLACE Riverfront Stadium Cincinnati Oh U.S.A. and more
LABEL MC
CODE mccd-342_3
SOURCE Audience
TYPE 2CD
PRICE ¥ 6,930
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《 Products Information 》

■トレード間にも出回っていない完全初登場音源!
■初登場にしてこの高音質! 素晴らしい!感動した!
■ボーナストラックではブリスベン公演の、こちらも初登場音源を収録!

サンプル音源

ビートルズというバンドは、メンバー間で微妙な力関係はあっても、4人は基本的に対等であった。それが良い面でもあり、また各メンバーの納得という点では個人の主張が通りづらい面でもあった。ビートルズ解散の理由は一概に言えず、様々な要因が重なったというしかないが、その中の大きな要因として音楽的な方向性があったことは間違いない。ジョンは「冷たい七面鳥」をビートルズのシングルとして提案した時に、ポールは露骨に嫌な顔をして、これをビートルズとしてリリースすることに断固反対したという。またジョージはアルバムにおける自分の曲の割り当ての少なさに不満を抱いていた。ビートルズ解散後の各メンバーの動きを見ていると、ジョージはそれまで書き溜めた曲を一気に3枚組でリリース、ジョンは前衛的な活動に傾倒していった。そしてポールはといえば、最もビートルズの継続を望んでいながら、解散を巡って他のメンバーを訴えるなど、かつての強固な繋がりが修復不可能なほどに瓦解してしまった様は、スマップ解散の際にも例えられたほどである。

ビートルズ解散後のポールの悲願は、自分が主導権を握りバンドを作り再びビートルズを凌駕する成功を収めることであった。ポール程の名前があれば、有名ミュージシャンを募ってスーパーグループを結成することも可能であっただろう。実際に70年代初頭はバンド横断的にメンバーを集めそのような流行があったものである。しかし日本でもPYGというグループが短期で解散したように、強い個性を集めて長く成功した例は少ない。何よりそれをしてしまうとビートルズ時代と同じ環境になってしまう。そこでポールは全く無名のメンバーを集め、自分が主導権を握る形でバンドを結成するのである。長い目で見てそれが賢明な選択であったことは間違いない。バンドのオーディションの際に、初代ウイングスのドラマーであるデニーシウェルは「ポールは腕前だけでなく、何か覚悟のようなものを求めていたようだ」と回想している。そう、ポールは覚悟を持ってバンドをゼロから育てていこうと考えていたのである。

そんなポールにとってビートルズを凌駕する成功を収めることは悲願であった。既にヒットを出しているジョン、ジョージ、リンゴに比べ、出遅れた感のあったポールは、けして焦ることなくバンドを地道に育てていった。そして何度かのメンバー交代の変遷を経て、ようやく一つの到達点が1975年から始まるワールド・ツアーと1976年の全米ツアーであった。ビートルズ解散後、ポールのソロでの成功を疑った人はいないだろうが、それでも初の全米ツアーに出るまで6年かかっているのである。そこに到達するまでには様々な葛藤があったことは想像に難くない。しかしポールは再び、10年ぶりにアメリカのファンの前に立ったのである。アメリカン・ツアーの成功に際しポールは涙したとさえ伝えられる。それくらい、アメリカで認められるというのは、当時のミュージシャンにとって越えなければならない頂(いただき)であったはずである。本作は、そのウイングスの1976年全米ツアーより、5月27日シンシナティ公演を収録している。

【1976年5月27日シンシナティ公演】
まずこのシンシナティ公演についてである。ビートルズ時代以来、ポールにとって10年ぶりとなるアメリカン・ツアーは、ギタリストのジミーの指のケガにより若干延期になったものの、1976年5月3日フォートワースを皮切りに翌6月末まで、約2か月間に31公演を行なう大規模なものであった。ちなみにウイングスがアメリカでコンサートを行なったのはこの年のみである。おおよそ各都市で連続公演を重ね、シカゴやロサンゼルスなど大都市では3連続公演を行なうなど、その規模はビートルズ時代を遥かに超えるものであった。シンシナティでは1公演のみが行なわれている。ちょうど日程を半分くらい消化した位置でのコンサートである。

【WINGS OVER AMERICAに6曲採用】
話は変わるが、この全米ツアーからはアルバム「WINGS OVER AMERICA」及び映画「ROCK SHOW」が作られている。そしてまるで都市伝説のように、これらはシアトル公演の音源と映像がメインで使われているという話が独り歩きしている。このようなデマがどこから発せられたかは定かではないが、情報が少ない90年代までは、まことしやかにこのように囁かれていたものである。しかし現在ではそれぞれがどの公演地の演奏が使われているか、曲ごとにわかっている。そしてライヴ・アルバム「WINGS OVER AMERICA」の冒頭を飾る「VENUS AND MARS/ROCK SHOW/JET」のメドレー及び次の「LET ME ROLL IT」、そして「CALL ME BACK AGAIN」「BLUEBIRD」の6曲が、このシンシナティ公演の音源が使われていることが判明している。この6曲という数は全公演地の中で最多の採用なのである。ちなみにシアトル公演からはわずか「遥か昔のエジプト精神」1曲のみにとどまっている。この事実は、まさにこのシンシナティ公演の演奏の出来の良さを反映したものに他ならない。

なるほど確かに「VENUS AND MARS/ROCK SHOW/JET」のメドレーは「WINGS OVER AMERICA」を聴き込んだ耳にすっと馴染むものである。演奏後の「How you feeling, feeling alright? OK!」というMCもサウンドボードで聴き慣れたものと全く同じである。しかし一方で、聴けばわかる通り「WINGS OVER AMERICA」とは完全に一致しない箇所も多々見受けられる。例えば「ROCK SHOW」において「ジミーペイジのようだ」と歌う前の部分でポールは歌詞を間違えているが、ライヴ・アルバムではきれいに間違わずに歌われていたりする。

「WINGS OVER AMERICA」がリリースされた当時、初めてそれを耳にしたファンは驚いたという人が多い。コンサート全編を通して全くミスがなく完璧な演奏が収録されていたからである。もちろんこれは後に数多くの修正が施された結果であり、前述の歌詞ミス箇所が一致しないのも、後から録り直されているからである。演奏部分のみならず、歓声までもダビングのためにファンを集めスタジオで録音し直しているくらい、「WINGS OVER AMERICA」とは「作られた」ライヴ・アルバムなのである。しかし本作はオーディエンス録音であり、当時、当日、その場所で鳴っていた音がそのまま収録されている。「WINGS OVER AMERICA」のオープニング・メドレーは、本作に収録のシンシナティ公演のものであるが、是非その点にも着目して聴いていただければと思う。

【音質について】
本作は、高音質オーディエンス音源で収録されている。サンプルを聴いていただければわかる通り、1976年の他の公演、例えばロサンゼルスなどと比べても遜色のない高音質なものである。驚くべきことは、この音源は今まで全く世に出ていなかった、トレード間ですら流通していなかった完全初登場音源である点である。今までもシンシナティ公演の音源は2種類出回ってはいたものの、音質がドイヒーなものしかなく、Mクローデル・レーベルの「THE GREAT RETURN OF AMERICA」と「WINGS OVER SEATTLE」に、それぞれボーナストラックとして部分的に収録されていたのみである。それが、この資料的にも重要なシンシナティ公演の、ゴイスーな第3種目の音源が21世紀になって発掘されたことは全くもって驚くべきことである。もちろん本作で初登場、初CD化である。1976年アメリカン・ツアーを代表するタイトルになることは間違いない。

【内容について】
残念ながらメインとなる音源にはいくばくかの瑕疵が存在する。「JET」の冒頭及び、「SILLY LOVE SONGS」の終わりから「BEWARE MY LOVE」の冒頭までの2か所に欠落がある。それらはシンシナティ同日の別ソースでキレイに補完されているので、完全収録であることに変わりはない。またほんの1秒にも満たない元テープの物理的な要因による音飛びが数か所存在したため、それらも同日別ソースにて補完しており、コンサート開演前のざわめきから終演後の様子まで、コンサート完全収録している。

【衣装について】
もうひとつ、これは音源とは関係のない部分であるが、衣装についてである。映像の印象と記憶というのは強く、映像が残されているメルボルンや映画「ROCK SHOW」の影響からか、1975年は柔道着のような衣装、そして1976年は白いラインが入ったプロレスのガウンのような衣装で統一されていたかのような印象を受ける。しかし衣装は数種類用意されており、シンシナティ公演の残されている当日の写真では、本作のジャケット写真のように、紺色の襟がついたスタジャンのような衣装を着ている。この衣装はポールとリンダの二人がお揃いで着用している。本作のジャケット写真がいつ撮影されたものかは不明だが、シンシナティ公演当日も、この衣装を着てステージに立っていたのである。

【1975年11月10日ブリスベン公演】
本作にはボーナストラックとして1975年11月10日ブリスベン公演より8曲を収録している。こちらも初登場音源で、サウンドボード音源とクレジットされていたのだが、ヴォーカルの感じがオーディエンスにも聴こえるので、今は結論を出さずにおきたいと思う。いずれにせよサウンドボードかオーディエンスか迷うくらいの高音質であることにはかわりなく、また音質に恵まれないブリスベン公演とあって、わずか8曲ながらこのような高音質音源が発掘されたことは喜ばしいことである。しかも1975年ツアーの特長であり、「WINGS AT THE SPEED OF SOUND」のリリースに伴いセットリストが変更になったあおりをくって翌1976年はセットリストから外された「LITTLE WOMAN LOVE ? C MOON」を収録しているのも素晴らしい。

【WINGS OVER CINCINNATI 1976】
本作はライヴ・アルバム「WINGS OVER AMERICA」に最多6曲採用された1976年5月27日シンシナティ公演を、トレード間にも一切出回っていなかった初登場の高音質オーディエンス音源で完全収録している。特にこのツアーを象徴する「VENUS AND MARS/ROCK SHOW/JET」のオープニング・メドレーは、本作が公式にも採用されている演奏なのである。その日を通して全編聴けるという資料的にも優れた公演である。またボーナストラックには1975年11月10日ブリスベン公演を、こちらも高音質初登場音源にて収録している。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。

RIVERFRONT STADIUM CINCINNATI OH U.S.A. May 27, 1976
DISC ONE
01. Venus And Mars - Rock Show - Jet
02. Let Me Roll It
03. Spirits Of Ancient Egypt
04. Medicine Jar
05. Maybe I'm Amazed
06. Call Me Back Again
07. Lady Madonna
08. The Long And Winding Road
09. Live And Let Die
10. Picasso's Last Words
11. Richard Cory
12. Bluebird
13. I've Just Seen A Face
14. Blackbird
15. Yesterday
16. You Gave Me The Answer
17. Magneto And Titanium Man
18. My Love

DISC TWO
01. Listen To What The Man Said
02. Let 'em In
03. Time To Hide
04. Silly Love Songs
05. Beware My Love
06. Letting Go
07. Band On The Run
08. Hi Hi Hi
09. Soily

FESTIVAL HALL BRISBANE AUSTRALIA November 10, 1975
10. Let Me Roll It
11. Little Woman Love - C Moon
12. Lady Madonna
13. The Long And Winding Road
14. I've Just Seen A Face
15. Letting Go
16. Live And Let Die
17. My Love

 

 

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