YES [ Close To The Edge D/j Copy Monaural ] | | DATE | - | PLACE | d/j copy monaural | LABEL | clockwise | CODE | clw-003 | SOURCE | d/j copy monaural | TYPE | 1CD | PRICE | ¥ 3,400 | |
《 Products Information 》 Come a little bit closer to the Edge of “YES”Music.
さて、ストーンズのUS/DJ “MONO”は楽しんでもらえましたか? 答えはもちろん決まってますよネ。そこで、US/DJ“MONO”第2弾はイエスの2nd『Time and a Word/時間と言葉』('70年)と5th『Close to the Edge/危機』('72年)の2枚を同時に送り出します。 両者とも放送局用の販促盤として制作されたもので、Sample Copyのホワイト・ラベル、LP・NO.はそれぞれ8273、7244となっています。
ジャケットにはdj copyのオレンジ色のステッカーが貼られていますが、ジャケット本体は当時の“Atlantic”レーベルのステレオ盤を示す“SD”表示が付いているものが使用されています。 これはすでに音楽界が“STEREO”時代に移行しており、市販用に“MONO”が生産されなかったためです。再 生の際はモノラル・カートリッジを使用し、ダイレクトにCD化しました。 終始安定した音で、スクラッチノイズはほとんど気になりません。 イエスの音はストレートなロックでなく、硬質で奥行きがあり、しかも広がりのある緻密さを基本としているため、ステレオ盤で聞く方がしっくりきそうな感じがしますが、音がセンターに集中した“MONO”という一味違った角度で太いサウンドを味わってみて新たな魅力を感じとるのも一案です。
イエスのサウンドは5人のメンバーそれぞれの個性と高度なテクニックの集合で成り立っており、非常に複雑な構成となっています。 複雑なコード進行や予想のできない転調でプレイされる曲は聞き手に対し即、イエスの“サウンド”と認識させてしまうからたいしたものである。 かといって、この手のバンドに見られる長尺の曲ばかりでなく、ツボを押さえた、たとえば「Your Move/心の光」、「Roundabout」、「America」(ポール・サイモン)などキャッチーな曲も送り出しているのである。これをピンク・フロイドにあてはめれば、「Se Emily Play/エミリーはプレイ・ガール」、「Money」、「Another Brick in the Wall」といったところか。
2作目『時間と言葉』のメンバーはピーター・バンクス(g)、クリス・スクワイア(b)、ジョン・アンダーソン(vo)、トニー・ケイ(kbd)、ビル・ブラッフォード(ds)の5人からなり、1作目の『YES』と同メンバーで制作。
全8曲のうち「No Opportunity Necessary, No Experience Needed/俺たちにはチャンスも経験もいらない」がリッチー・ヘイヴンス作、「Everydays」がバッファロー・スプリングフィールドの2nd『Again』収録のステファン・スティルスの作品で他はオリジナル。 英・米とも“Atlantic”レーベルよりリリースだがUS盤のジャケットは発売時すでにピーター・バンクスが脱退し、スティーヴ・ハウ(g)が加入していたため、スティーヴがギターを担当していないにも関わらずスティーヴが加わったグループ・フォトが使用されており、英盤と米盤のジャケットは異なる。 つい見逃されがちな初期イエスだが、サウンドはやはり自分達の“音”になっている。 5作目『危機』はスティーヴ・ハウ(g)、クリス・スクワイア(b)、ジョン・アンダーソン(vo)、リック・ウェイクマン(kbd)、ビル・ブラッフォード(ds)の5人からなり、このアルバム録音後、ビル・ブラッフォードは脱退しキング・クリムゾンへ加入となる。
前作の『Fragile/こわれもの』に引き続いてロジャー・ディーンがジャケット・デザインを担当し、グループのロゴ・マークもこのアルバムから確立され、両者は切っても切れない密接な関係をもった。 いわゆる、イエス黄金期メンバーによる作品。 LPはA面1曲、B面2曲の全3曲で組曲形式のトータルアルバムとなっており、最高傑作と呼ばれるのが本作で、やはり納得せざるを得ないであろう。
この後、ドラマーにアラン・ホワイトを迎え、リック・ウェイクマンが去ってからはパトリック・モラーツ(kbd)が加入するなどメンバーは変わるが、クリス・スクワイアがイエスを維持する軸とすれば、スティーヴ・ハウはそこにユニークなフレージングを加え厚みのあるサウンドを作り出し、グループは存続した。 そして、極論を言えば、ジョン・アンダーソンの特色のあるヴォーカル抜きのイエスは考えられないということにつきる。 これは'83年にトレヴァー・ホーンのプロデュースによる新生イエスのLP『90125/ロンリー・ハート』がシングル『Owner of A Lonely Heart/ロンリー・ハート』と共に大ヒットとなったのも、もし、ジョンがいなかったら当時の機械的な音づくりに流されイエスの音にはなっていなかったはず。
Which one do you like? You had better take Both Titles. So You can confirm real “YES”Music by yourself. |
1. Close to the Edge (i)The Solid Time of Change (ii)Total Mass Retain (iii)I Get Up I Get Down (iv)Seasons of Man
2. And You and I (i)Cord of Life (ii)Eclipse (iii)The Preacher the Teacher (iv)Apocalypse
3. Siberian Khatru |
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