《 Products Information 》
エリック・クラプトンのこれで最後と噂される20回目のジャパンツアーから、今ツアー最高の出来映えを見せた 2月28日の武道館最終公演における2つの極上オリジナルマスターを収録したプレス4CDが本盤です。 一般のロックファンからコアなマニアまで、誰もが今ツアーで最高と評価したこのステージを、独自に入手した 素晴らしい音質のマスター2つで完全再現します! なぜ2つのマスターをカップリングしたかと申しますと、単純にどちらも甲乙つけ難い最高レベルのクオリティを持っていたからに他なりません。 Recorder 1としてディスク1&2に収録されているのは、アリーナ前方やや右のポジションで全体のサウンドをクリアかつクリーン、抜群のバランスで捉えたものです。 まさに文句のつけようのないサウンドと言えます。 Recorder 2としてディスク3&4に収録されているのが、アリーナ前方の左PA真ん前あたりのポジションで録音されたもので、同じく非常にクリアな音質ですが、よりダイレクト感に溢れたシャープで迫力のあるサウンドです。 特にスティーヴ・ガッドのシンバルの一打一打が心に刺さるように響いてきます。 この2つを聴いていただくと、どなた様も「どちらも捨て難い魅力あるサウンド」と感じていただけると思います。 そのためツアー中最高の出来映えだったこの日ならば、2つも入手できた極上マスターを2つともプレスでリリースし、この素晴らしかったステージをお客様に永久保存していただこうと決めたわけです。 この日は間違いなく、クラプトンの歴史の残る日でした。 その理由は、Laylaの演奏中に、コード弾きしていたパートでクラプトンがいきなり手を止め、以下のようなコメントを発したからです。 「I've been here for 40years. Before some of you were born. The best place I've ever played. The best place in the world. (僕がここで演奏してもう40年も経ってしまいました。 この中にはまだ生まれてなかった人もいるんじゃないかな。これまでずっと、ここは僕が演奏するには一番好きな所でした。世界で一番好きな場所だったんです。)」 満員のオーディエンスは全員息を止めてこのコメントに聞き入りました。そしてこの直後、ありったけの想いを込めて、拍手と歓声をクラプトンに送ったのです。 今回のツアーでも、クラプトンのコンサートではMCは一切なし、日本語でご機嫌をとることもなし、ただ曲後には笑顔で「Thank you!」と言うだけでした。 彼はそれで日本のファンは自分の気持ちを分かってくれていると考えていましたし、日本のファンもそれだけで十分だったのです。 日本での200回目の記念となった初日公演でも、何のコメントも発しなかったクラプトンでしたか ら、前述のコメントを曲中に発するなどとは、会場の中で誰一人思いも寄らなかったことでした。 この日は、クラプトンが日本に対し、40年間想い続けてきたことを直接日本のファンに伝えてくれた瞬間でした。
また、このLaylaの後には、スタンド上方席のオーディエンスか らあった「We love you!」という呼びかけにも、珍しくクラプトンは「Thank you.」と応えました。 さらにI Shot The Sheriffでは、まるで40年間の想いを込めたような、凄まじいソロが火を噴いたのでした。 40年という長い年月。 ファンの心に常にあったクラプトンの音楽。 クラプトンが20回に亘り、生で聴かせてくれた音楽の素晴らしさ。 それが本当にこの時で終わろうとしていたのでしょうか? いえ、日本のファンの彼への想い、クラプトンの日本のファンへの想いは途絶えることはないでしょう。 この日、クラプトンと日本のファンの心がまた新たな次元で繋がったのだと信じたいものです。 40年に及ぶさまざまな感慨が湧き上がるこの武道館最終公演を、極上マスター2つで完全「真空パック」した本盤を、どうぞ永遠のメモリアル・アイテムとしてコクレクションしてください。
|