JOHN LENNON [ Sometime In New York City Sessions ] | | DATE | 1972 | PLACE | - | LABEL | MC | CODE | mccd-0354_6 | SOURCE | Soundboard | TYPE | 3CD | PRICE | ¥ 8,100 | |
《 Products Information 》
Mクローデルの最新作は、ジョンの1972年の作品、「サムタイム・イン・ニューヨークシティ」のセッション音源を網羅したタイトルになります。このアルバムはジョンが当時かぶれていた政治色を前面に出したもので、ジャケットには毛沢東とニクソンが裸踊りをしている写真を使用したり、楽曲においてもアイルランド問題やアッティカ刑務所での暴動、逮捕されている社会活動家の救済など、前作「イマジン」が普遍的なテーマを扱った非現実的なものだったのに対し、普遍性とは対極にある当時の世相を反映した時事問題をテーマに多く採り上げている点、非常に稀有なタイトルであるといえます。なにせいきなりフェミニズムの曲で女性を奴隷に例えNワードで始まるのですから驚きます。非常に左翼的な内容はかつてのファンにも受け入れがたいものだったのではないでしょうか。またスタジオアルバムにおいてヨーコの曲を交え収録するというスタイルも初めてでした。よってクレジットはジョンレノンではなくジョン&ヨーコの共作としてリリースされています。
本作は同時期にレコーディングされた「ハッピークリスマス」のセッションからアルバムのスタジオ・レコーディングのパートのアウトテイクが網羅されています。特にこのアルバムを象徴する「ニューヨークシティ」は、憧れのニューヨークに移り住んだ喜びを素直に表現した軽快なロックナンバー。後にグリーンカード取得のために長期に渡って苦労することになる、その一因がこの左翼的な内容のアルバムにあったことは皮肉ですが、この曲のアウトテイクが充実しているのも嬉しいところ。何度も繰り返しテイクを重ねることで、あの勢いが醸成されたというのが非常によくわかる内容です。さらに「The Luck Of The Irish」のようなシンプルな曲においても、このように幾重にもリハーサルを重ねていることも興味深いところです。「Angela」は元々「JJ」というタイトルで同じメロディーのデモが残されており、その後「People」と歌詞が変わり、最終的に政治犯として投獄されたアンジェラへの支援曲として流用されたことが伺えます。
さらにジョンはセッションを通じて気晴らしのためなのか、アルバム収録曲以外の曲も数多く演奏しており、それはキャバン時代から馴染んできたオールディーズであったり、ビートルズ時代の曲であったりと多岐に渡ります。本作にはアルバム収録曲以外の、同時期のデモ、そしてスタジオ・セッションも網羅しています。デモで演奏されている「Send Me Some Lovin’」やスタジオにおける「Ain’t That A Shame」などは、その後アルバム「ロックンロール」にも収録されたもので、この頃から既にジョンの愛すべきオールディーズを自らレコーディングするというアイデアの萌芽があったのではないでしょうか。
またライヴ活動の少ないジョンのソロ時代ですが、アルバムでもテーマが採り上げられたアッティカ刑務所の暴動事件を受けての支援コンサートの音源が本作に収録されています。とはいってもフルコンサートではなくゲスト出演のようなもので、ジョンとヨーコでわずか3曲のみの出演。ジョンはアルバム収録の「アッティカステート」、ヨーコは「シスターズ・O・シスターズ」の他、ジョンはピアノではなくアコースティック・ギターで「イマジン」を披露。歌詞の冒頭が始まると大きな拍手が起きることから、今となっては代表曲のひとつとなった「イマジン」が、当時から大きな人気を博し名曲としての評価がなされていたことが伺えます。
Mクローデルの最新作は、1972年発表「サムタイム・イン・ニューヨークシティ」のセッション音源を網羅。アルバム収録曲のみならず、同時期のセッションをすべて収録した決定盤です。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。
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DISC ONE HAPPY XMAS (WAR IS OVER) 01. Demo (1971) 02. Basic track Rough Mix #1 03. Basic track Rough Mix #2
WOMAN IS THE NIGGER OF THE WORLD 04. Demo (1971) 05. Alternate Rough Take
ATTICA STATE 06. Demo Take 1 (1971) 07. Demo Take 2 (1971) 08. Demo Take 3 (1971) 09. Studio Rehearsal
NEW YORK CITY 10. Demo (1971) 11. Rehearsal #1 12. Rehearsal #2 13. Take 1 (breakdown) 14. Take 2 (breakdown) 15. Take 3 16. Takes 4 (breakdown) 17. Takes 5 & 6 18. Take 7 (breakdown)
DISC TWO NEW YORK CITY 01. Take 20 02. Improvisation “Let’s Ride” 03. Take 21 04. Takes 22, 23 & 24
THE LUCK OF THE IRISH 05. Demo Take 1 06. Demo Take 2 07. Rehearsal #1 08. New York City - Rehearsal #2 09. Rehearsal #3 10. Rehearsal #4 11. Rehearsal #5 12. Rehearsal #6 13. Rehearsal Take 1 14. Rehearsal #7 15. Rehearsal #8 16. Rehearsal #9 17. Take 1 (breakdown) 18. Take 2 19. Rehearsal #10 20. Rehearsal #11
JOHN SINCLAIR 21. Demo
ANGELA 22. Early demo version “JJ” Take 1 23. Early demo version “JJ” Take 2 24. Early demo version “People”
1971 DEMOS 25. Send me Some Lovin’ 26. He Got The Blues 27. I Ain’t Got Time 28. She’ll Be Coming Round The Mountain 19. Take 8 20. Take 9 21. Take 10 (breakdown) 22. Take 11 23. Take 12 (breakdown) 24. Take 13 25. Take 14 26. Takes 15 & 16 27. Take 17 28. Takes 18 & 19 (breakdown)
DISC THREE SOMETIME IN NYC JAM SESSIONS 01. Roll over Beethoven 02. Honey Don’t 03. Ain’t That A Shame 04. My Baby - Not Fade Away 05. Send me Some Lovin’ 06. Whole Lotta Shakin’ - It’ll Be Me 07. Honey Hush 08. Don’t Be Cruel - Hound Dog 09. Caribbean
ATTICA STATE BENEFIT CONCERT DEC.17, 1971 10. Intro 11. Attica State 12. Sisters, O Sisters 13. Imagine
POP2 Broadcasted Jan. 8, 1971 14. Bring on The Lucie (Freda People) - Attica State 15. “George Jackson” improvisation 16. Bring On The Lucie (Freda People) #2 (“Free The Irish”)
“EYEWITNESS NEWS” REHEARSALS San Francisco, August 1972 17. Woman Is The Nigger Of The World 18. Fools Like Me 19. Caribbean 20. Peggy Sue - Bring it On Home 21. Rock Island Line 22. Maybe Maybe 23. Peggy Sue
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