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■サウンドボード＆プロショット収録
■ボブ・ディランが「LIKE A ROLLING STONE」で共演

ローリングストーンズの厳選されたマテリアルをリリースしているmayflowerレーベルより、1998年4月11日ブラジルはリオ公演がリリースになります。
このリオ公演は2年越しのブリッジ・トゥ・バビロン・ツアーの一環として行なわれ、常に熱狂的な大観衆で有名なリオにおいて、わずか１公演のみという希少性もあいまって、バンド、聴衆、共に非常に熱いコンサートとなりました。そして本作が我々マニアにとって僥倖だったのは、ラジオとテレビでこの公演が放送されたことでしょう。残念ながら双方「It’s Only Rock ‘n Roll」「Wanna Hold You」「Tumbling Dice」の3曲が放送されず完全収録とはなりませんでしたが、素晴らしいサウンドボードとプロショットで本公演が残されたのです。

まずCDは、映像由来の音ではなく、ラジオ・ブロードキャストが音源となっています。 よって「無情の世界」のイントロにアナウンスが被ることなく収録している点がポイントです。 音質は素晴らしいステレオ・サウンドボード音源で、既発盤に比べても音域が広く、高音域から低音域までしっかりとカバー。特にチャーリーのドラムとダリルのベースがしっかり出ていますので、非常に迫力ある音に仕上がっています。

ＤＶＤはプロショットで収録。 収録曲はＣＤと同じながら、同じサウンドボードでも音源が別で、こちらにはナレーションが被っていつつもわずかながら「ダイスを転がせ」などの一部が収録されています。音源だけではわからないステージの様子がプロショットで完璧に捉えられており、例えば、VOO DOO LOUNGEツアーでも一度試験的に導入されたBステージが、このツアーから本格的に導入され、メンバーの移動や、壮大なステージセットなど、視覚的にも工夫が凝らされたストーンズのステージが楽しめます。

そして本公演で最大の目玉は、「LIKE A ROLLING STONE」におけるボブディランとの共演です。 ディランの数ある代表曲のひとつをストーンズがカバーしたその曲を、ディラン本人と一緒にステージで共演というもの。ディランは時折笑顔を見せつつ、マイペースで熱唱。ミックは敬意を表した感じで一歩引いてディランをたてている様子が伝わってきます。

Mayflowerレーベルの最新作は、1998年4月11日リオ公演をサウンドボード＆プロショットで収録したタイトル。ディランの飛び入りもあり特別なコンサートです。CDもDVDも美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。