PAUL McCARTNEY [ Complete Promo Clip Collection ] | | DATE | 1970-2015 | PLACE | Various places | LABEL | MC | CODE | mccd-535_41 | SOURCE | Pro-Shot | TYPE | 7DVD | PRICE | ¥ 20,300 | |
《 Products Information 》
■ 187 Original McCARTNEY videoclips! ■ PLUS 17 MACCA-RELATED videos! ■ TOTAL OF 204 ORIGINAL VIDEOS!! ■ ONLY REAL PROMOTIONAL VIDEOS ■ NO FAKE (fan-made) videos ■ Videos with Original slates & VTR (clocks)
■ Highlights UNSEEN and UNRELEASED videos!! * My Love Version edits #2, and #3 (different from released version) * Tug Of War unreleased version 2 * Correct Goodnight Tonight videos for the first time ever! * Coming Up version 2 & 3 * From a Lover to a Friend and Your loving flame alternate videos! * Save The Child unseen videos!!! And more * Many videos NOT from TV channels like VH1 or MTV but from masters!!
Mクローデルの最新作は、ポールマッカートニーがビートルズ解散後の1970年から 今年に至るまで発表したプロモ映像を完全収録したタイトルになります。
これは言葉に偽りなく、まさに完全収録。別バージョン、別テイク、さらに参加曲など含め、すべてのプロモ映像を実に7枚のディスクいっぱいに収録したタイトルです。すべて視聴すると14時間はかかるという超大作。今までこのような集大成したタイトルがなかったことはもちろんのこと、初登場映像を含み、これ以上ないといったステキなポールファンの宝物になるであろうタイトルです。収録曲数は実に204曲分の壮大なスケール。しかもオリジナルスレートから始まる流出映像を多数含み、画質的にも現在考えうる最高のもので収録されているのです。例えば「My Love」の別バージョン、「Tug Of War」のバージョン2、そしてポールのカウントから始まる「Coming Up」、そして最近のものでいえば「From A Lover To A Friend」や「Your Loving Flame」の別バージョンなど、いずれも今まで他では見ることの出来なかった本作で初登場となる映像です。ポールの40年以上に渡るソロ期におけるプロモ映像の数々を、テレビ放送などではなくマスターから収録した画期的なタイトルです。
【DISC ONE 1970-1975】 冒頭を飾るのは「Maybe I’m Amazed」3バージョン。バージョン1はビートルズ時代を含むリンダとポールが撮影したプライベート写真をコラージュしたもの。バージョン2はリンダとポールのプライベート写真を違う構成でコラージュしたもので、ここでしか見ることの出来ない未発表写真が使われているのが珍しいところ。バージョン3は写真のみならず様々な動画を組み合わせた構成で作成されています。リンダとポールの結婚式の映像や海辺でたわむれる映像など、ホームムービーを中心とし、演奏シーンはなく、プライベート色の強いプロモ映像となっています。「Three Legs」と「Heart Of The Country」は主に草原でリンダとポールが乗馬をしているシーンを中心に作られており、これもまたプライベート色が強いプロモです。「メアリーの子羊」は実に4バージョンを収録。バージョン1はポールがピアノに座り、農場の納屋でバンドが演奏しているプロモです。床に敷かれた藁といい、ジーンズに袖を捲し上げた服装といい、また演奏をしている横を子羊がうろうろし、ピアノの上には鶏がとまっているなど、この曲の雰囲気そのままのセットが面白いところです。バージョン2はエフェクト機能を使いサイケデリックな背景にオレンジ色のウイングスのメンバーが浮かんで演奏しているプロモ。バージョン3はバージョン2の編集違いで、バージョン2に含まれていない映像も多数挿入されています。そしてバージョン4は今度は学芸会の書き割りのような屋外のセットでバンドが演奏するというもの。途中メアリーと子羊のアニメーションが挿入されるというバージョンです。「Hi Hi Hi」のバージョン1と2はお馴染みのステージでの演奏シーンを使ったプロモで、それぞれ編集違いとなっています。バージョン3はスタジオでの演奏と、実際の1976年のステージ映像とを組み合わせた編集のプロモです。「C Moon」もまた「Hi Hi Hi」と同じ時に同じステージで撮影された演奏シーンが中心のプロモです。「C Moon」も編集違いで2バージョン収録されています。
そしてディスク1の目玉は何といっても「My Love」の4バージョンです。ウイングス初期のヒット曲で、ポールは今でもよくステージで採り上げている美しいラブソング。すべて天窓のあるスタジオで撮影されたものですが、ライヴ・ヴォーカルをそのまま使用した珍しいプロモです。4バージョンとも編集違いが認められますが、特にバージョン3は初登場のもので、随所に今まで見たことのないショットの映像が挿入されています。「My Love」といえばヘンリーの美しいギターソロがあまりに有名ですが、ソロを終えるところでのヘンリーのドヤ顔がたまりません。どのようなソロをとるかポールの指示をさえぎり、「いいから俺に任せろ」と豪語したたけあって、ヘンリー一世一代の名演といってもいいでしょう。「Helen Wheels」もここでは3バージョン収録されています。特にバージョン3は背景に稲妻のようなエフェクト効果が加えられたものです。「Band On The Run」も3バージョンを収録。バージョン1はアニメーションを駆使したもの。どことなく映画イエローサブマリンの延長にあるようなプロモですバージョン 2は1976年ウイングスのアメリカンツアーの映像をコラージュしたもので、ステージでの演奏シーンのみならず、オフステージやファンの様子など、ちょっとしたドキュメンタリーになっているのが興味深いところです。バージョン3は画面を左右2分割して左に演奏シーン、右にドキュメンタリーの映像を割り振ったプロモとなっています。「Jet」はステージ映えする代表曲のひとつ。そのプロモは歌詞が画面いっぱいに投影されるものが有名ですが、ここでは編集違いで2バージョン、そして映画「Rock Show」の映像を元に作られたプロモと、合計3バージョンを収録しています。「Mamunia」は長らく映像として見ることが出来なかったアニメーションプロモです。「Junior’s Farm」のプロモは「One Hand Clapping」の映像を元に作られています。そして「Letting Go」は合計2バージョン。両方とも1975年ツアーのステージ映像、バックステージ映像などを元に作られたものです。こうして見ると、ウイングス初期の段階ではまだプロモクリップという概念が浸透しておらず、それ用に撮影されたのは少なく、写真や既存の映像を駆使して作られたものが多い印象を受けます。
【DISC TWO 1975-1979】 「Venus And Mars ? Rock Show」のプロモは1975年のライヴ映像を使ったプロモを2バージョン収録。「Listen To What The Man Said」と「Let ‘em In」は1976年のライヴ映像を使ったプロモです。「Silly Love Songs」はお馴染み、ツアーのロードムービーをコラージュした映像を使ったプロモ。貴重な1976年のバックステージの映像が多数あり、ツアー中の和やかな雰囲気が良くわかります。「Maybe I’m Amazed」はスタジオ・バージョンではなくライヴ・バージョンのプロモとして作られたもので、素材が豊富な中、スタジオ・バージョンのプロモを踏襲したようなツアー中の写真をコラージュした構成となっています。ステージのみならずリハーサル時の写真が数多く使用されており、いずれもここでしか見ることの出来ない写真です。当時イギリスでビートルズの「She Loves You」を超す驚異的なセールス記録を樹立した「Mull Of Kintyre」は2バージョンを収録。バージョン1はスコットランドの農場でのポールの引き語りから海辺をバグパイプ楽団が行進し、最後は大勢の人たちがキャンプファイアーを囲むプロモ。バージョン2は森林のセットにポール、リンダ、デニーの3人が岩に座って、途中からバグパイプ楽団が加わるプロモ。「With A Little Luck」もまた、お馴染みのもので、ここではスレートのアナウンスから収録していることからも、流出マスターから収録されているのがわかる高画質なものです。「London Town」は2バージョン収録。バージョン1は有名なスタジオに道路を模したセットが組まれ、歌詞そのままに大勢の人たちが行き交うプロモ。そしてあまり知られていないバージョン2は「ロンドンタウン」のジャケット撮影のセッションの様子をドキュメンタリー風に捉えた映像を使ったプロモです。あの白黒のジャケットがカラーで動いていることに非常に驚かされます。「Oriental Nightfish」は、リンダのプロモのほとんどがそうであるように、アニメーションのプロモとなっています。
アルバム「Back To The Egg」は、この頃から本格的な映像の時代に突入したためか、多くの曲でプロモ映像が作られています。「I’ve Had Enogh」はシンプルにスタジオで演奏しているシーンを使ったプロモで、編集違いで2バージョン収録されています。「Rockestra」はレコーディング時におけるスタジオの様子を捉えた映像で作られたプロモ。数多くの有名ミュージシャンが集って録音されただけあって、その顔ぶれは非常に豪華。ポールがジョンボーナムとふざけあっているなど、今となってはちょっと信じられない組み合わせです。「Getting Closer」「Spin It On」「Old Siam Sir」の3曲はいずれもスタジオ・ライヴの様子を使ったもので、短髪でワイルドなポールがめちゃくちゃカッコいい映像です。一方「Baby’s Request」は砂漠のような場所に全員がミリタリールックに身を包み、戦場慰問団を意識したような演出となっています。
そして最も複雑なのは「Good Night Tonight」ではないでしょうか。数多くの編集違い、バージョン違いがあり、その全体の把握が困難でしたが、突き詰めれば本作に収録された6バージョンに集約されます。古いアメリカのクラブを意識したセットと衣装、ポマードで固めた頭。お馴染みのプロモ以外に、ポールが普段着で歌っているバージョンなど、ここに収録されている6バージョンですべてとなります。最後は1979年ツアーの映像が断片的に使われていることが驚きの「Wonderful Christmas Time」のプロモ。ちょうどクリスマスの時期に流すに相応しい雰囲気あふれるステキなプロモです。
【DISC THREE 1980-1987】 ディスク3からは、ウイングスから離れソロ時代になります。80年代の最初を飾ったのは「Coming Up」。コンピューター処理の黎明期だった1980年にしてこのクオリティのプロモを制作するのは多大な手間と時間がかかったことでしょう。出演者すべてがポールとリンダの一人多役で、いずれも誰かのパロディとなっています。中にはビートルズ時代の自身のパロディ・キャラまで登場する面白いもので、本作では3バージョンを収録しています。特に今回初登場となるバージョン3はポール自身によるカウントから始まり、壇上に徐々にメンバーが増えていくシーン、途中フォトセッションの様子などが挿入され、初めて見られた方は驚かれるのではないでしょうか。「Waterfalls」は2バージョン収録。本物のシロクマが登場し、もしものためにライフルを構えたスタッフが撮影時に待機していたということです。「Seaside Woman」はアニメーションを使ったプロモですが、バージョン2にはなんとリンダ本人が歌う映像が使われています。化粧の具合や服装がいかにも80年代的な古さを感じさせますが、リンダが実際に歌っているプロモ映像はこの曲のみという貴重さ。「Ebony And Ivory」はスティーヴィーと二人が登場するバージョンと、ポールひとりのバージョンと2バージョン収録。スティーヴィーとの共演で息の合ったところを見せてくれますが、このプロモは曲のテーマに反して、二人の都合が合わず別々に撮影したものを後から合成したとのことです。「Take It Away」は実際に観客を入れたライヴシーンがあり、撮影風景はデラックス・エディションで見ることができます。「Tug Of War」は2バージョン収録。最初のバージョンはリンダがポールの肩に手を乗せ、途中で様々な綱引きの古い映像が挿入されるもの。そしてもうひとつが珍しいスタジオでのレコーディング風景の映像を使ったプロモです。若きポールとジョージマーティンが相談しながらレコーディングしている風景の他、ポールが日本のメディアのインタビューを受けているシーンなどがあり驚かされます。「Here Today」も同様に、レコーディングをしているスタジオ風景のコラージュで構成されているプロモ。「Say Say Say」「Pipes Of Peace」「So Bad」「Press」「Pretty Little Head」「Stanglehold」「Only Love Remains」などは説明不要だと思います。「No More Lonely Night」は映画のシーンを使ったものと、もうひとつディスコバージョンの2バージョンが収録されています。「We All Stand Together」はルパートのアニメの映像が使われています。今となってはあまり話題になることのない「Spies Like Us」は、USバージョンとUKバージョンの2バージョンを収録。最後の「Live And Let Die」と「Band On The Run」の2曲は1987年ベストアルバム「All The Best」がリリースされたときに作られたプロモで、特に「Live And Let Die」は貴重な当時のリハーサルシーンの映像と、その時の音声が使われています。
【DISC FOUR 1989-1991】 80年代から始まった本格的な映像の時代の影響はポールとて無縁ではなく、特に90年代は様々なバージョンが無意味とも思えるくらい多く作られています。ディスク4は日本のファンにとっても想い出深い「My Brave Face」から始まります。いきなり日本語から始まるのに驚かされますが、このプロモには英語字幕、スペイン語字幕、フランス語字幕の3種類があります。大した違いではないのですが、完璧を期すためその3バージョンとも収録されています。当然ですが日本語字幕版はありません。そして4バージョン目は例の日本人コレクターは出てこず、プロモの撮影風景が挿入されたバージョンです。当時のバンドメンバーと和気藹々としたスタジオの様子や、カメラをチェックするポールなどの映像など、メイキング・バージョンとも言うべきプロモです。「This One」は2バージョン。最初のバージョンはバンドメンバーがそれぞれコスプレしたり、アニメーションが挿入されたり、様々な視覚効果が施された前衛的なプロモとなっています。このときに撮影された写真が後にツアープログラムに使用されているようです。もうひとつのバージョンは東洋的な雰囲気のセットと衣装で、閉じた瞼に目の絵をペイントしたちょっと不思議な、仏教的匂いのするプロモです。「Ou Est Le Soleil」のプロモはコンピューターゲームの画面の中にポールが登場するというもので、これまた今となっては時代を感じる映像です。
そして最大の難関が「Figure Of Eight」です。ツアーではコンサートの1曲目で歌われたゲットバックツアーを象徴するナンバーで、プロモは実に3バージョンが存在します。しかも音声はアルバム収録とは別バージョンというからファンにはたまりません。ロングバージョンとショートバージョンの他、ロケーション不明ながらUKにおけるライヴ映像のバージョンの3バージョンを収録しています。「Party Party」はアニメと実写をコラージュしたチカチカと忙しいプロモです。「Put It There」はポールが父ジェイムズの口癖だった言葉を流用して作られた曲と伝えられています。そのためプロモ映像ではポールの引き語りに、様々な父子の交流を思わせるイメージ映像が挿入されています。バージョン3はそのイメージ映像がなく、純粋なポールの引き語り映像のみのバージョンです。
「We Got Married」は壮大なアルバムのハイライトともいうべきナンバー。このプロモが作られた頃はポールは10年ぶりのワールドツアーを行なっており、世界中で歓迎されるツアーのドキュメンタリーやステージ映像で構成されたプロモは、当時を思い出し懐かしい気分にさせてくれます。「PS Love Me Do」と「Birthday」も同様にステージでのライヴ映像を使って作られています。そしてツアー後にシングルとしてリリースされた「Birthday」にはもうひとつ、きちんと作られたプロモ映像が存在します。それが本作に収録のバージョン2です。アメリカの一般家庭の誕生パーティの様子が映され、その後なんとケーキの中から女性が飛び出す、ボンゾズ・バースディの実写版のような演出に思わず笑ってしまいます。ツアー中とあって、なかなか撮影時間がとれない時期だっただけに、このような物語性のあるプロモが作られたことは、ポールがいかにこのシングルに力を入れていたかの所作ではないでしょうか。
「All My Trial」もツアー後にシングルリリースされました。キリスト教的なメッセージのある曲らしく、バージョン1では演奏シーンはなく、曲に合わせて様々な人間模様を投影する映像をコラージュして構成されています。そしてバージョン2は同趣旨の構成ながら、こちらにはポールとバンドの演奏シーンが挿入されており、より一段と見ごたえのある映像となっています。「The Long And Winding Road」「I Saw Her Standing There」「SGT.Pepper’s」「Band On The Run」の4曲はいずれもライヴ・アルバム「The Tripping The Live Fantastic」のためのプロモ映像で、すべてゲットバックツアーからのライヴ映像が使われています。今は当然のようになっていますが、このツアーが始まった時は初めてビートルズ・ナンバーをライヴ演奏するということで非常に話題となったことが、つい昨日のことのように思い出されます。特に「SGT. Pepper’s」がそのままRepriseに繋がるアレンジはこのツアーのみの貴重なバージョンとなっています。最後の「Save The Child」は、ポール初のクラシック作品「リバプールオラトリオ」のプロモ映像です。キリテカナワが若い!
【DISC FIVE 1993-1999】 ゲットバックツアーを終えた後、ツアーメンバーでアルバム制作に入ります。その結実が「Off The Ground」であり、そこからのファーストシングルが、日本でもテレビ番組のテーマとして有名になった「Hope Of Deliverance」です。本作ではこのプロモを2バージョン収録しています。そしてこれも時代のなせる業でしょうか、ヒップホップアレンジの「Deliverance」にもプロモが制作されています。「Big Boys Biockering」は歌詞にFワードが含まれていることから問題となったもので、ここではUp Closeでの演奏をメインにメッセージが込められた各国の映像が挿入されたプロモとなっています。アルバムのタイトル曲「Off The Ground」は特殊効果を駆使し、演奏シーンと共にポールが空を浮遊する映像が面白いプロモとなっています。水面ギリギリに飛んでいるポールが手を伸ばし水しぶきがあがるところなど凝っているなと思います。「C’mon People」は長さが異なる2バージョンを収録。演奏しながら歌っているポールをよそに、ピアノが徐々に解体されていく、これまた面白い映像作品となっています。「Get Out Of My Way」はライヴでのステージを使ったプロモです。
そして最も複雑なのが「Biker Like An Icon」で、実に5バージョンものプロモが存在します。バージョン1は車を運転する女性にポールの演奏シーンが重ねられたセピア色の映像で、これが最もポピュラーなものです。バージョン2は1と同コンセプトですが、使われている映像や編集が異なります。バージョン3はポールは出てこず、女性の生活に焦点を当てたプロモとなっています。バージョン4は1993年のライヴ映像を使用したもので、後方に投影された聖母マリアの絵画が当時の来日公演を彷彿させます。バージョン5は画面を三分割して、中心にイメージ映像、そして左右に演奏シーンを配したプロモです。
この後リンダの闘病のためツアー活動を休止してしまうポールでしたが、久しぶりにスタジオにこもってソロアルバムを制作。それが「Flaming Pie」というポールの歴史の中でも屈指の名盤として結実しました。そこからのファーストシングル「Young Boy」は2種類のプロモが作られました。バージョン1は自宅スタジオでレコーディングしている映像を中心としたもので、歌、ギター、ドラムなどすべてポールが担当している映像が使われています。バージョン2は全く異なる映像で、様々な映像がスクリーンに投影される前で、ポールがひとりギターを持って演奏するというプロモ。さらにセカンドシングル「The World Tonight」は4バージョンものプロモが存在します。バージョン1は歌いながら海辺を散歩するもので、ビートルズ時代から愛用しているという古いコートを着て街を練り歩きます。バージョン2は黄色いストライプのアンブレラが印象的な小道具として使われているプロモで、発表された当時はオールバックで風呂上りのような年老いたポールにショックを受けたものでした。バージョン1がコートを着た寒い季節のイメージなら、バージョン2はトロピカルな夏のイメージのプロモといえるでしょうか。バージョン3はバージョン2の編集違いです。そして最後のバージョン4はそれぞれのバージョンをミックスして制作されたものです。短いショットですが元気なリンダの姿を見ることができます。
「Beautiful Night」は元々は1987年頃に作られた古い曲であることが判明していますが、発表されたのはそれから約10年後。プロモは2バージョン収録されていますが、女性が服を脱ぐシーンで検閲が入っているかどうかの違いで、内容は同じです。幻想的な白黒映像で、女性の恋の物語を背景にポールが歌う構成となっています。ドラムを叩いているリンゴの姿も見えます。最後のリフレインのシーンでは上からテレビが大量に落ちてくるシュールな映像で締めくくられます。「Little Willow」は華美な映像を排し、静かで美しいポールの引き語りに加え子供たちが遊んでいる曲調そのままの穏やかな市井の生活の映像が重ねられています。「Wide Prairi」と「The Light Comes from Within」2バージョンは、いずれもアニメで作られたプロモです。リンダのプロモというのはすべてアニメで制作されており、リンダが歌うシーンが皆無なのが、今となっては残念でなりません。
この後はすべてリンダの死後に制作されたプロモになります。まずは古いロックンロールのカバー曲で作ったアルバム「Run Devil Run」より「No Other Baby」2バージョンです。バージョン1はポールが湖でボートを漕いでいるプロモ。どういう意図があるのか不明ですが、まるで遭難者のようにボート上で歌い、夜を迎え、朝には髭を剃り、横になり、まだ来ぬ救助を待っているかのようなプロモです。これだけでは弱いと思ったのか、これとは別に、バージョン2 としてテレビ出演時のライヴ映像からもプロモが制作されています。バックを固めるのはデイヴ・ギルモアやイアンペイスなど、ちょっと信じられないくらい豪華なメンバーです。「Brown Eyed Handsome Man」は50年代のダンスホールをイメージしたオールディーズの雰囲気あるプロモ映像です。老若男女、民族衣装を含む様々な服装をした大勢の人たちが一斉にダンスを踊り、その中でポールがラフな格好でベースを弾きながら歌うというもの。そしてもうひとつのバージョンは、これもまたテレビ出演時のライヴ映像から作られたものです。
【DISC SIX 2001-2014】 この辺になってくると、もうつい最近のように思えてしまいますが、「Driving Rain」から既に15年あまりが経過していることを考えると、時の流れの速さを感じずにはいられません。「Driving Rain」からファーストシングルとして選ばれたのは意外やロックナンバーではなく静かな「From A Lover To A Friend」でした。バージョンン1はポールがスタジオでピアノに座って歌う映像をメインにベースを演奏しているシーンが挿入されるなど、スタジオ・ライヴっぽい雰囲気のプロモです。そしてバージョン2は初登場の別バージョン。タイムコードが入ったままの貴重な流出映像です。バージョン3はコンサート・フォー・ニューヨークの映像などが挿入されるプロモ。
そしてこの時期、ラジオやテレビ、そしてステージと毎回演奏していのが「Freedom」です。ポール自身がニューヨーク同時多発テロを目撃したことから急遽作られた曲で、あまりの慌ただしさにアルバムに収録されたもののジャケットにはクレジットがないという前代未聞の収録となった曲です。バージョン1はスタジオで歌っている映像をメインにニューヨークの街で市民と触れ合うポールの映像がコラージュされている構成のプロモとなっています。後に一緒にツアーをまわるエイブやラスティの姿も見えます。バージョン2はバージョン1の別編集バージョンです。バージョン3はアメリカ市民の様子をメインにコンサート・フォー・ニューヨークの演奏シーンやポールのインタビューが挿入されたプロモとなっています。当時のアメリカの混乱具合や人々の驚きと悲しみが感じられる感動的な映像作品となっています。
「Lonely Road」は2バージョンを収録。ハイウェイを疾走する赤い車。このイメージがそのまま9年ぶりツアーのイメージとして採用されることになります。当時はまだ婚約者だったヘザーミルズも短いながら映っているのが確認できます。バージョン2はポールがスタジオで実際に演奏しているシーンを使ったプロモとなっています。そして今となっては演奏することがないであろうヘザーの事を歌った「Your Loving Flame」は2バージョン収録。バージョン1は森林や地下回廊などを、向かい風に立ち向かって前進するポールの姿が印象的なプロモです。まるでロールプレイングゲームを実写で行なっているかのような不思議な映像です。最後は風も止み花畑の上を通って太陽に向かっていくという穏やかなシーンが救いとなっています。バージョン2はスタジオ・ライヴ映像を使用したプロモです。アルバムタイトル曲「Driving Rain」のプロモは、まず音声がアルバム収録のものとバージョン違いというのが貴重なのと、2002年ツアーのライヴ映像やオフステージの映像がふんだんに盛り込まれているのが特徴。機材を運ぶトレイラ?の列、バックステージの様子、ファンの様子など、さしずめツアードキュメンタリーの映像を見ているかのようです。ポールとヘザーミルズがイチャイチャしているのも目につきます(笑)。
その後ツアーの合間を縫って録音された新しいアルバム「Chaos And Creations In The Backyard」を発表します。ファーストシングルとなった「Fine Line」はピアノ、ベース、ドラム、ギターと、ポールが一人何役も担っているプロモ映像が制作されました。バージョン2はそれを線描画に加工したものです。バージョン2の方は今となっては意味不明のプロモですが、このアルバムのイメージがこのようなポール自筆の線描画であったことを考えると、これもアルバムのイメージに合わせてあえて作られたものでしょう。「Jenny Wren」は少人数のファンをスタジオに招いて行われたスタジオライヴの映像をそのまま流用して作られたプロモで、音声もその時のライヴ音源が使われています。
続いて2007年には早くもニューアルバム「Memory Almost Full」がリリースされます。この時期はヘザーとの離婚問題が勃発しておりツアーに出ることはありませんでしたが、こうしてスタジオ・アルバムを作っていたのはさすがポールというべきところ。ファースト・シングル「Dance Tonight」はポールのまわりを幽霊たちが取り囲むという英国人らしいおとぎ話のような物語性のあるプロモとなっています。「Ever Present Past」は迷路のような美術館を舞台に女性ダンサーとポールが曲に合わせて一緒に踊るというもので、動きを覚えて一緒に踊りたくなるようなプロモです。「Nod Your Head」です。タイトル通りいろんな場所でいろんな人がリズムに合わせて「うなずく」様子をひたすら映した前衛的な映像です。リンゴとバーバラも参加しています。また「Memory Almost Full」のデラックスエディションにのみ収録されていた「222」にもプロモが存在します。元々現代音楽のような難解な楽曲でしたが、プロモ映像もイメージ映像を重ね合わせたような前衛的なもので、さらに難解。美術的な美しさはあるものの、不可思議なプロモです。
続いてはファイアーマンのアルバムより「Sing The Changes」です。ファイアーマンのそれまでのアルバムはポールファンでも聴いていてつらいものがありましたが、「Electric Arguments」は名義こそファイアーマンですが、まるでポールのニューアルバムかのような素晴らしい作品群で、同曲はポールの実際のコンサートでもライヴ演奏されていたほどです。幻想的な映像の中でスーツ姿のポールが歌うという構成で、非常に優れたプロモとなっています。同アルバムからはもうひとつ「Dance Till We're High」のプロモが制作されています。クリスマス間近であろう街並みをマフラーを巻いたポールが歌いながら歩くという構成で、時折市井の人々との触れ合いの様子などもあり、非常に心温まるプロモとなっています。「I Want To Come Home」は映画の挿入歌として発表された曲で、短いながら2009年冬の欧州ツアーでも披露されました。ポールの演奏シーン、さらにオーケストラの録音風景と映画のシーンをミックスしたプロモとなっています。「Blue Sway」はラッセンの世界のような青く澄んだ海の映像が続く環境映像のようなプロモ。
そしてこれまた数多くバージョン違いが存在するのが「My Valentine」です。歌詞を手話で辿る映像がメインなのですが、実に6バージョンものプロモが存在します。「The Christmas Song」はアルバム「Kiss On The Bottoms」からの曲で、スタジオでのレコーディング風景が使われています。「Band On The Run」と「Call Me Back Again」はポール本人は出演せずに、ちょうど「Jet」のプロモのように歌に合わせて画面に歌詞が出るというものです。様々なアーティストが同趣向のプロモを発表しており、この時の流行なのでしょうか。最後の「赤鼻のトナカイ」はアルバム「Back To The Egg」のボーナストラックに収録されていたインスト・ナンバーで、1979年のウイングスの珍しい写真が次々と現れるプロモとなっています。初めて見る写真ばかりで非常に興味深いものです。
【DISC SEVEN 2014-2015】 いよいよ最後のディスクとなりました。現在のところ最新アルバム「New」以降のプロモ映像を収録しています。そのアルバムタイトル曲「New」はライヴの映像に曲に合わせて歌詞が浮き出るという演出。ツアー各地における映像がドキュメンタリー風に挿入され、もはやネバーエンディングとなったポールのツアーの様子がハイライトで楽しめるようになっています。「Queenie Eye」は懐かしいアビーロード・スタジオでのスタジオ・ライヴ映像を使用。しかしただの演奏シーンにとどまらず、まるで一人暮らしの部屋に次々と友人たちがやってくるかのように、徐々に人が集まってきて、最後はまるで宴会のような雰囲気になる面白いプロモです。
「Appreciate」はご存知2014年来日の際に空港に同行したロボットとの共演。空港では黒子が操っていましたが、ここではまるで人間のように自然な動き。まるで近未来の風景を見ているかのようなプロモです。ツアーでは2曲目の位置で演奏される「Save Us」は2バージョン収録。バージョン1は世界中の人たちが歌詞を手にした写真が次々と会わられる演出。人種や国境を越えて様々な人たちが皆、この曲の歌詞を掲げるという、ビートルズやポールファンの裾野の広さを再認識させられる「ファンと共に」作ったプロモという素晴らしい出来です。そしてバージョン2 は日本のファン必見。映像は2013年の日本公演最終日のライヴ映像に加え、ポールの来日から滞在中の映像、相撲観戦や新幹線での移動の映像などが組み込まれ、のみならず数多くのファンの映像が挿入されているのです。自分が映っているという人も多いのではないでしょうか。「Early Days」は開拓時代のアメリカを舞台としたような古き良き時代を思わせるモノクロ映像で、ポール自ら無名の市井のミュージシャンとセッションを楽しんでいる様子が描かれているプロモです。「Hope For The Future」は一転して宇宙や壮大な風景を背景に、ポールの歌う姿が立体映像で投影されるというスケールの大きなプロモ。ロボットや宇宙服の女性が出てきたりと、まさにスターウォーズの世界。そして最後は最新の映像として2015年に作成された「Say Say Say」のプロモが収録されています。音声はリミックス・バージョンとクレジットされていますが、従来のオリジナルバージョンとは別テイクが使用されています。
この後は、ポールの曲ではないものの、ポールが何らかの形で参加したプロモ映像が収録されています。デニーレインの「Moondreams」は演奏がウイングスで、撮影がポールというプロモ。「They Don’t Know」はブロードストリートで主演を張ったトレイシーウルマンの曲。フェリーエイドの「Let It Be」は映像こそ1987年のポールですが、歌はビートルズのオリジナルが使われています。オープニングのフレーズをピアノの前で歌っています。クリケッツはご存知ポールが敬愛するバディホリーのバンドで、ここでは「T--Shirts」のプロモを収録しています。エルヴィス・コステロの「Veronica」はポールとの共作曲。RADDの「Drive My Car」はポール自身も冒頭のフレーズを歌うのみならずリンゴも参加しているプロモで、ここでは2バージョン収録しています。モジョフィルターズの「Come Together」のプロモではポールウェラーがメインで歌っていますが、スタジオにはノエルギャラが?やポールマッカートニー、そしてリンダなど豪華メンバーが顔を見せています。この曲はショットや編集違いで2バージョン収録しています。
【COMPLETE PROMO CLIP COLLECTION】 ビートルズ解散後の1970年以降ソロ時代のプロモ映像を、こうして通して見ていくと、徐々に年齢を経ていくのが視覚的にはっきりとわかり感慨深いものがあります。本作を手にするマニアの方々は、このどこかの時期でポールと出会い、そして今日まで一緒に人生を歩んできたと思います。40年以上に渡る誰かひとりの人生の映像を体系的に視聴するという経験は稀有なことであり、これもビートルズ・ファンであることの特権と言えるかもしれません。そして自分の人生をポールの人生に重ね合わせて、例えば今の自分はポールで言うとウイングスとして全米ツアーを行っていたとか、とうとう自分もポールが「Press」を発表した年齢になったとか、そういう思いが脳裏をよぎるのではないでしょうか。ポールがこの時に自分はどうだったか、そういう誰しもが考えることを、この 40余年分のプロモクリップを見て思うのです。
さすがに70年代のポールは若々しく、80年代は成熟した大人の雰囲気を醸し、90年代は円熟味を増し、そして2000年代以降は初老と称するのが憚られるくらい衰えを知らぬ姿で、そして2010年代はさすがに顔や表情に老齢を感じさせられる部分もありますが元気な様子で、本作を通して視聴すると、どの時代においてもポールは自分たちと共に年齢を重ねているのが手にとるようにわかります。ポールも今年で既に73歳です。おそらく数年後には今までのような大規模なツアーは行なっていないでしょうし、既にロックンローラーとしては前人未到の領域に達している現在の状況で、今後、ポールがどのような展開をしていくのか、本人すら予測がつかないのではないでしょうか。
1970年から今日まで40年以上に渡るポールのソロ時代のプロモ映像を、バージョン違いも含めすべて収録した約14時間に渡る超大作ともいうべき7枚組。初登場バージョン、初登場映像を含み、ポールのプロモに関してはこれ以上のものはおそらく出てこないでしょう。まさにコレクター冥利に尽きる集大成。そして今後、本作の続編が出ることを願って、今後のポールを見守りたいと思います。美しいピクチャーディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。スリップケース付。
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DVD DISC ONE 01. Maybe I'm Amazed #1 (1970) 02. Maybe I'm Amazed #2 (1993) 03. Maybe I'm Amazed #3 (2001) 04. Three Legs 05. Heart Of The Country 06. Mary Had A Little Lamb #1 07. Mary Had A Little Lamb #2 08. Mary Had A Little Lamb #3 09. Mary Had A Little Lamb #4 10. Hi Hi Hi #1 11. Hi Hi Hi #2 12. Hi Hi Hi #3 (2001) 13. C Moon #1 14. C Moon #2 15. My Love #1 (edit 1- live vocal version) 16. My Love #2 (edit 2 -live vocal version, alternate cameras) 17. My Love #3 (edit 3- studio audio recording, alternate cameras) 18. My Love #4 (edit 1, variation B with studio audio recording) 19. Helen Wheels #1 (1973) 20. Helen Wheels #2 (1993) 21. Helen Wheels #3 (SFX 1999 Version) 22. Band On The Run #1 (1973) 23. Band On The Run #2 (1999) 24. Band On The Run #3 (2001 European Version) 25. Jet #1 (1973) 26. Jet #2 (1973) 27. Jet #3 (1979) 28. Mamunia 29. Junior's Farm 30. Letting Go #1 31. Letting Go #2
DVD DISC TWO 01. Venus And Mars - Rockshow #1 02. Venus And Mars - Rockshow #2 03. Listen To What The Man Said (1979) 04. Silly Love Songs 05. Let'em In (1979) 06. Maybe I'm Amazed (1977 Wings 0ver America) 07. Mull Of Kintyre #1 Scottish Version 08. Mull Of Kintyre #2 09. With A little Luck 10. London Town #1 11. London Town #2 12. The Oriental Nightfish 13. I've Had Enough #1 14. I've Had Enough #2 15. Rockestra Theme 16. Getting Closer #1 17. Getting Closer #2 18. Baby's Request #1 19. Baby's Request #2 20. Old Siam Sir 21. Spin It On #1 22. Spin It On #2 23. Winter Rose - Love Awake 24. Again and Again and Again 25. Arrow Through Me 26. Goodnight Tonight #1 (VERSION A) 27. Goodnight Tonight #2 (VERSION A, variation B) 28. Goodnight Tonight #3 (VERSION B, partial available) 29. Goodnight Tonight #4 (VERSION C) 30. Goodnight Tonight #5 (VERSION D) 31. Goodnight Tonight #6 (VERSION D, variation B) 32. Wonderful Christmastime
DVD DISC THREE 01. Coming Up #1 02. Coming Up #2 (variation B) 03. Coming Up #3 04. Waterfalls #1 05. Waterfalls #2 06. Seaside Woman #1 07. Seaside Woman #2 (1986) 08. Ebony And Ivory #1 09. Ebony And Ivory #2 10. Take It Away 11. Tug Of War #1 12. Tug Of War #2 13. Here Today 14. Say Say Say 15. Pipes Of Peace 16. So Bad 17. No More Lonely Nights 18. No More Lonely Nights (disco version) 19. We All Stand Together 20. Spies Like Us (UK Version) 21. Spies Like Us (US Version) 22. Press 23. Pretty Little Head 24. Stranglehold 25. Only Love Remains 26. Once Upon A Long Ago 27. Live And Let Die (1987 All The Best clip) 28. Band On The Run (1987 All The Best)
DVD DISC FOUR 01. My Brave Face (UK Version) 02. My Brave Face (Spanish Version) 03. My Brave Face (French Version) 04. My Brave Face (Japanese version / Making) 05. This One #1 06. This One #2 07. Ou Est Le Soleil 08. Figure Of Eight #1 (long version) 09. Figure Of Eight #2 (short version) 10. Figure Of Eight #3 (UK live version) 11. Party Party 12. Put It There #1 13. Put It There #2 (variation B) 14. Put It There #3 (Paul Solo version) 15. We Got Married 16. P.S. Love Me Do 17. Birthday #1 (Concert version) 18. Birthday #2 (Party version) 19. All My Trials #1 (Conceptual Version) 20. All My Trials #2 (Paul version) 21. The Long And Winding Road (Tripping The Live Fantastic) 22. I Saw Her Standing There (Tripping The Live Fantastic) 23. SGT.Pepper (Tripping The Live Fantastic) 24. Band On The Run (Tripping The Live Fantastic) 25. Get Back (Tripping The Live Fantastic) 26. Save The Child #1 (Liverpool Oratorio Version 1) 27. Save The Child #2 (Liverpool Oratorio Version 2)
DVD DISC FIVE 01. Hope Of Deliverance #1 (1992) 02. Hope Of Deliverance #2 (1993 version with stone) 03. Deliverance 04. Big Boys Bickering 05. Off The Ground 06. C'mon People #1 (Long version) 07. C'mon People #2 (Short version) 08. Get Out Of My Way 09. Biker Like An Icon #1 (studio audio version) 10. Biker Like An Icon #2 (`Paul is Live¨ audio version) 11. Biker Like An Icon #3 (No Paul version) 12. Biker Like An Icon #4 (Band Version) 13. Biker Like An Icon #5 (3 screen split) 14. Young Boy #1 15. Young Boy #2 16. The World Tonight #1 17. The World Tonight #2 18. The World Tonight #3 (alternate edit) 19. The World Tonight #4 20. Beautiful Night #1 (Uncensored version) 21. Beautiful Night #2 (Censored version) 22. Little Willow 23. Wide Prairie 24. The Light Comes from Within #1 (Censored version) 25. The Light Comes from Within #2 (Uncensored version) 26. No Other Baby #1 27. No Other Baby #2 (concert version) 28. Brown Eyed-handsome Man #1 29. Brown Eyed-handsome Man #2 (concert version)
DVD DISC SIX 01. From A Lover To A Friend #1 02. From A Lover To A Friend #2 (without cameras) 03. From A Lover To A Friend #3 04. Freedom #1 05. Freedom #2 (revised version) 06. Freedom #3 (football version) 07. Lonely Road #1 08. Lonely Road #2 (studio version) 09. Your Loving Flame #1 10. Your Loving Flame #2 (studio version) 11. Driving Rain (web video) 12. Fine Line #1 13. Fine Line #2 (animated) 14. Jenny Wren 15. Dance Tonight 16. Ever Present Past 17. Nod Your Head 18. 222 19. Sing The Changes 20. Dance Till We're High 21. (I Want To) Come Home 22. Blue Sway (2011) 23. My Valentine #1 24. My Valentine #2 25. My Valentine #3 26. My Valentine #4 27. My Valentine #5 28. My Valentine #6 29. The Christmas Song 30. Band On The Run (2014) 31. Call Me Back Again (2014) 32. Rudolph The Red Nosed-Reggae (2014)
DVD DISC SEVEN 01. New 02. Queenie Eye 03. Appreciate 04. Save Us #1 05. Save Us #2 06. Early Days 07. Hope For The Future 08. Say Say Say (2015 Remix)
VIDEOS with PAUL McCARTNEY Denny Lane & Wings 09. Moondreams 1977
Tracey Ullman 10. They Don't Know 1983
Bob Marley 11. One Love 1984
Ferry Aid 12. Let It Be 1987
The Crickets 13. T-Shirt 1988
Elvis Costello 14. Veronica 1989
RADD 15. Drive My Car #1 1994 16. Drive My Car #2 1994
Smokin' Mojo Filters 17. Come Together #1 1995 18. Come Together #2 1995
Allen Ginsberg 19. Ballad Of The Skeletons 1996
Linda McCartney 20. Appaloosa 1988
Band Aid 20 21. Do They Know It's Christmas 2004
Justice Collective 22. He Ain't Heavy, He's My Brother 2012
The Bloody Beetroots 23. Out of Sight 2013
Rihanna feat. Kanye West & McCartney 24. Fourfive Seconds 2015
Jamie Oliver 25. Food Revolution Day 2015
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