DAVID BOWIE [ David Bowie At The Boston Music Hall 1974 ] | | DATE | 19740716 | PLACE | Boston Music Hall MA U.S.A. | LABEL | helden | CODE | DEN-075_7 | SOURCE | Audience + Aud-Shot | TYPE | 2CD+1DVD | PRICE | ¥ 8,340 | |
《 Products Information 》
■ボウイ1974年ダイアモンド・ドッグス・ツアー! ■最新デジタル・リマスターの高音質にて完全収録! ■ツアー・ドキュメンタリー「CRACKED ACTOR」を高画質収録したプレスDVD付属!
ボウイの1974年ダイアモンド・ドッグ・ツアーは、ジギーの後に続く新しいボウイとして、全世界の期待を背負ったものであった。ところがいざステージに現れたボウイはドラッグの影響からか痩せこけ、覇気が感じられず、どことなく死相が出ているかのような状態であった。またバンドの演奏もプロとしては一流とはいえず、加えてボウイとバンドメンバー間に様々なトラブルがあったとも伝えられている。ツアーを行なうにはあらゆる面でベストとは言い難い状況であったといえる。
しかし、全体的にテンポを落とした演奏は、新しいアレンジと解釈として受け入れることが出来るし、何よりボウイが非常に丁寧に歌っているのが印象的で、現在、改めて聴くと、けして悪評を受けるような内容ではない。『DAVID LIVE』としてライヴ・アルバムを作ったくらいなので、ボウイとしては全て確信的なものではなかったかと思うのだ。ケバケバしいジギーのイメージを一掃し、新たなボウイを体現する、それがダイアモンド・ドッグ・ツアーであった。ある意味、次のシン・ホワイト・デュークに連なる過渡期にあたり、またその土台となるキャラクターが、下半身が犬で上半身が人間という、ダイアモンドの犬なのである。
本作は1974年7月6日のボストン公演を完全収録している。セットリスト的にはこの時期の定型のもので、先述の様にテンポを落とし、絶叫は控えめに、落ち着いてしっとりと歌い上げることを念頭においたパフォーマンスである。音質はオーディエンス録音ながら素晴らしいもので、それは是非サンプル音源を聴いていただきたい。また興味深いのはコンサートの最後、司会者が終演を告げるた後も鳴りやまない興奮に満ちた聴衆の歓声に応え、例のフレーズ、「デヴィッド・ボウイは既にこのビルを出ました」という言葉を発するところである。1974年はもちろんエルヴィスは晩年とはいえ存命で、このセリフが広く定番として浸透していたことが伺える。ボーナストラックとして1974年12月4日のディック・キャベット・ショウにおける3曲を収録している。スタジオ・ライヴ形式で演奏されたもので、「Footstompin’」を歌っているのが目を引く。
そして映像は1974年ツアーのドキュメンタリーである「CRACKED ACTOR」を、近年放送された高画質バージョンで収録している。1974年ツアーの貴重なライヴ映像を含むドキュメンタリーとあって、ビデオ時代から流通していたものの、その時代からは隔世の感がある高画質バージョンである。ジギースターダストのツアーは映像作品が制作され、そのサウンドトラックとしてライヴ・アルバムもリリースされたが、ダイアモンド・ドッグ・ツアーはライヴ・アルバムが先行し、映像作品はソフトとしてはついぞ制作されなかった。映像の視覚効果に早くから着目していたボウイにしては珍しく、一般にはこの時期のステージの様子を知ることは出来ない状況が続いている。そしてこのツアーの評価が定まっていない点も、この辺に理由があるのではないか。
この「CRACKED ACTOR」におけるライヴ・ステージの様子を見ると、ボウイは非常に活き活きとしており、またステージ上の演出も素晴らしいものだったというのがわかる。派手な衣装ではなく、シンプルなスーツ姿で、メイクも落とし、ほぼスッピンのボウイは、肢体をくねらせ、非常に色気あるステージングを行なっている。それは音だけでは伝わってこない、或いは誤解すらされていた1974年ツアーの評価を一変させるほどの衝撃である。電話型マイクを使って座して歌うスタイルは80年代にも行なわれていたが、このツアーの「SPACE ODDITY」にその演出の原点があったというのも、音だけではわからなかったものである。
またステージ映像だけでなく、オフ・ステージのボウイの様子もふんだんに盛り込まれている。楽屋にまでカメラは密着し、その他、移動の様子やファンに様子など、まさにステージのみではない、ツアー全体に焦点を当てた優れたドキュメンタリーとなっている。楽屋では様々な衣装を披露し、日本で作った衣装にも触れているのが嬉しいではないか。
ボウイの1974年ダイアモンド・ドッグ・ツアーより、7月6日ボストン公演を超高音質にて完全収録。オープニングのSEからエンディングの司会者の挨拶までまさに完全収録。さらにボーナストラックとして1974年のツアー・ドキュメンタリー「CRACKED ACTOR」を従来にない高画質にて収録。メインとなる演奏シーンが、いまだソフト化されていないこのツアーの様子を今に伝える貴重な映像であるだけでなく、オフステージの様子なども多数収録されており、追っかけドキュメンタリーの名作としてボウイ・ファンは必見の内容となっている。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。 |
サンプル音源
BOSTON MUSIC HALL MA U.S.A. July 16, 1974 DISC ONE 01. Introduction 02. 1984 03. Rebel Rebel 04. Moonage Daydream 05. Sweet Thing 06. Changes 07. Suffragette City 08. Aladding Sane - On Broadway 09. All The Young Dudes 10. Cracked Actor 11. Rock And Roll With Me
DISC TWO 01. Watch That Man 02. Knock On Wood 03. Space Oddity 04. Future Legend 05. Diamond Dogs 06. Panic In Detroit 07. Big Brother 08. Chant Of The Ever Circling Skeletal Family 09. Time 10. Width Of A Circle 11. The Jean Genie 12. Rock And Roll Suicide 13. Closing Announcement 14. “Bowie has left the building”
”THE DICK CAVETT SHOW” December 4, 1974 15. 1984 16. Young Americans 17. Footstompin'
DVD DISC “CRACKED ACTOR” 1974 THE TOUR DOCUMENARY FILM 01. Rebel Rebel 02. Quicksand 03. Rock 'N' Roll Star 04. Ziggy Stardust 05. A Natural Woman 06. Tara's Theme 07. Cracked Actor 08. Sweet Thing - Candidate 09. Moonage Daydream 10. Changes 11. Aladdin Sane 12. Time 13. Oh! You Pretty Things 14. After All 15. Space Oddity 16. The Width Of A Circle 17. Ziggy Stardust 18. Rock 'N' Roll Suicide 19. My Death 20. Future Legend 21. Diamond Dogs 22. Right 23. John, I'm Only Dancing (Again)
”THE DICK CAVETT SHOW” December 4, 1974 24. Footstompin'
TV COMMERCIAL SPOT 25. “Diamond Dogs” 26. “David Live”
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