《 Products Information 》
プリンスは1994年Come、95年にはThe Gold Experienceと、2枚のアルバムを続けてリリースしています。 前者はプリンス名義のラスト・スタジオ・アルバム、そして後者は例のシンボルマークでのファースト・アルバム、という事で別の人格が作ったものという定義でリリースされましたが本当はどちらもプリンスが作ったもので、Comeをリリース企画する際、Comeというアルバムタイトル曲を入れずにオリジナルのComeを企画していたことは有名な話です。 このアイテムはなんと、そのオリジナルのマスターCDRを関係者流出によるマスター状態で入手し、ダイレクトにそのままリマスタリングも施さず、原音のままプレスCDアイテムとして登場しました!! まず1994年に製作されたオリジナルのCDRは劣化が進み再生できない状態であっても、何十万円で取引されておりプリンス・コレクターズ垂涎アイテムでした。 このアイテムはそれを再度リスペアし、音声部分完全抽出に成功し、それをダイレクトにプレス盤化したものです!! このComeのオリジナル・テスト・プレスは、冒頭のPoem(ヴァニティーのあえぎ声)から、後のComeやThe Gold Experienceどちらにも収録されないInteractive、そこから繋がるEndorphine Machine(離れた表記バージョン)、後にCrystal Ballに収録されたStrays Of The Worldまで、プリンス名義で色々な企画から持ってきて作り上げた、全く異なるコンセプトのComeとなるものです。 そしてThe Gold Experienceがその後さらなるアレンジを変えた形でリリースされているので、ここではまだデモ段階のピュアなアレンジ、そして曲と曲とが繋がっていたりと、テスト・プレスならではのシンプルアレンジながらある意味完成されたアルバムとなっており大変興味深い内容となっています。
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