DAVID BOWIE [ LOW SESSIONS ] | | DATE | 197609-11 | PLACE | Chateau d’Herouville Studios, Pontoise, France Hansa Studios, Berlin | LABEL | helden | CODE | DEN-082_3 | SOURCE | Soundboard | TYPE | 2CD | PRICE | ¥ 7,450 | |
《 Products Information 》
ボウイ10枚目のオリジナル・アルバム『ロウ』は、ボウイのアルバムの中でも、またロックにカテゴライズされるアルバムの中においても異彩を放っている。そもそも『ヤング・アメリカンズ』をレコーディングするためにアメリカに滞在していたボウイは、そこでドラッグに強く依存した生活を送っていた。そこから脱却を図るため環境を変え、ベルリンに移住したことが、後に三部作と呼ばれるブライアンイーノとのコラボに繋がる。その音楽性には、冷戦の最前線であったドイツはベルリンという土地柄も大いに影響を与えたに違いない。その結果は、まさに過去に類をみない実験的なアルバムとして仕上がっており、インスト曲がメインという構成も前代未聞のものである。もちろんレコード会社はこの内容に難色を示したが、今ではボウイを代表するアルバムと認知されており、またセールスという形においても成功を収めている。ファンはこのようなボウイもきちんと受け入れたのである。
レコーディングは1976年9月から11月にかけて、フランスとドイツの両方で行なわれた。いずれの楽曲もシンセの音を前面に出したもので、いくぶん近未来的な雰囲気を持つ楽曲が多い。普通、シンセなどを使うと後年聴き返した時に古さを感じざるを得ないものだが、『ロウ』に関して言えば全くそのようなことはなく、現代でも充分通用するサウンドとなっている。続くアルバム『英雄夢語り』と共にボウイは1978年にツアーに出ることになるが、そのオープニング曲は「ワルシャワの幻想」であった。ボウイが2016年1月に死去した際にドイツ政府からも異例のコメントが出されたが、それは、この時期、冷戦下で分割されたベルリンで本作を作ったというゆかり故のことである。
リリース直後から『ロウ』は名盤の雰囲気を既に醸成しており、インスト・ナンバーが半分以上占めるロックとしては異例の構成ながら、ファンは熱狂的に支持し、今ではボウイを代表するアルバムとして認知されている。特に2002年にはアルバムを曲順ままにそのまま再現するというライヴも行なわれているくらいである。
本作は、その『ロウ』のセッション音源を収録している。収録の詳細は裏ジャケットを参照して欲しい。美しいピクチャーディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。
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Chateau d’Herouville Studios, Pontoise, France Hansa Studios, Berlin September - November, 1976
DISC ONE RADIO EDIT MONO 01. Speed Of Life 02. Breaking Glass 03. What In The World 04. Always Crashing In The Same Car
ROUGH MIX 05. Be My Wife 06. Some Are 07. Warszawa 08. Art Decade 09. Weeping Wall 10. Subterraneans 11. All Saints 12. Sound And Vision
ALTERNATE EDIT & MIX 13. Sound And Vision (promo edit) 14. Sound And Vision (remix) 15. Sound And Vision (single edit)
DISC TWO OUTTAKES 01. A New Career In A New Twon 02. Warszawa 03. Art Decade (take 6) 14. Weeping Wall 05. Subterraneans 06. Some Are (take 2) 07. Mysteries 08. I Am Fish U.K. Hair 09. South Horizon 10. Pallas Athene 11. The Wedding 12. Looking For Someone 13. All Saints
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