DAVID BOWIE [ YOUNG AMERICANS SESSIONS ] | | DATE | - | PLACE | - | LABEL | helden | CODE | DEN-085 | SOURCE | Soundboard | TYPE | 1CD | PRICE | ¥ 4,600 | |
《 Products Information 》
ボウイの『ヤングアメリカン』は1975年にリリースされている。前作『ダイアモンドの犬』や、それに伴うツアーを収録した『デヴィッド・ライヴ』が非常に不健康そうなボウイを露呈したものであったのに対し、『ヤングアメリカン』は非常に健康的で、いきいき溌剌としたボウイの歌声が印象的な作品として仕上がっている。
作品ごとに様々なジャンルを志向してきたボウイであるが、『ヤングアメリカン』は今までと一転して非常にソウルフルなアルバムとなっている。レコーディングで使われたのはフィラデルフィアにあるシグマ・スタジオである。フィラデルフィアは黒人比率が高い地域であるが、ソウル・ミュージックに関しては非常に遅れている部分があった。しかし、この地で発足したフィラデルフィア・インターナショナル・レコードが、1970年代前半の音楽シーンを席巻することになる。一般にフィラデルフィア・ソウル、あるいはスタジオの名前からシグマ・サウンドとも呼ばれる独自のソウル・ミュージックが、ここフィラデルフィア発で勃興したのである。そしてそこにボウイは着目したのである。
アメリカの黒人のものだったソウルに、イギリスの白人が挑戦するという形で仕上がったアルバムは、ボウイの各アルバムの中でも異彩を放っており、それでも確実に消化した素晴らしいアルバムとなっている。このアルバムに伴うツアーは行なわれなかったが、ダイアモンド・ドッグ・ツアーの後半はソウル・ツアーと呼ばれており、非常にソウルフルなアレンジと共に、事実上、ヤング・アメリカン・ツアーともいえるものであった。
本作は、その『ヤングアメリカン』のセッション音源を収録している。この次のアルバム『STATION TO STATION』がロックとソウルの中庸をとったようなサウンドであったことを考えると、その橋渡しを行なったのが、この『ヤングアメリカン』のレコーディングだったのではないだろうか。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。
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01. Young Americans [stripped-down mix] 02. Young American [take 3, sample] 03. After Today [take 1, sample] 04. Lazer [take 1, sample] 05. Shilling The Rubes [take 1, sample] 06. Never No Turnin' Back [demo] 07. Somebody Up There (Likes Me) [unfinished mix] 08. Take It In, Right [demo] 09. Can You Hear Me [stripped-down mix] 10. Fascination [stripped-down mix] 11. Accross The Universe [stripped-down mix] 12. Fame [stripped-down mix] 13. Funky Music [Luther Vandross demo] 14. Young Americans [US radio promo] 15. Young Americans [US TV promo]
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