THE BEATLES [ ONE DOWN, SIX TO GO Vol.1 ] | | DATE | 1967 | PLACE | Recording Sessions | LABEL | valkyrie | CODE | VAL-001 | SOURCE | Soundboard | TYPE | 5CD | PRICE | ¥ 11,300 | |
《 Products Information 》
■今までどこにも収録された事のない数多くの初登場音源を含む究極のセット。 ■既発より長く、今回初めて未編集で収録されるものを含む。
サージェントペパーズが発表されたのが1967年6月である。それまでもヒッピー・ムーヴメントの萌芽はあらゆる分野でその蕾を咲かせる兆候は存在したが、本格的にサイケデリックな社会現象として認知される嚆矢となったのは、ビートルズのサージェント・ペパーズに他ならない。また嚆矢であるだけでなく、その時代を象徴するものとして、発表から半世紀を経た現代でも名盤として認識されている。ドラッグの影響下であろうか、暗喩が散りばめられた難解な歌詞、煌びやかで幻想的な曲調。そのどれもが今までとは異なるビートルズの新しい音楽性を感じさせるものであった。ライブ活動の一切を辞しスタジオ・ワークに専念した成果が、このような当時のスタジオ技術の粋を集めたコンセプト・アルバムとして結実したのである。
アルバム・コンセプトとしては、ペパー軍曹率いる架空のバンドがショウを行なうというもので、観衆の喧騒から始まり次々に現れるエンターテイナーたち、名残惜しむかのようなエンディングと厳かなアンコールという流れになっている。しかし必ずしも全ての曲がこのコンセプトに沿って収録されているのではないのは、「Lovely Rita」や「When I’m Sixty Four」「Within You Without You」などを聴いてもわかる。乱暴に言えば冒頭の数曲とリプライズ以降だけがコンセプトに即し、それらに挟まれた楽曲は無関係であるともいえる。コンセプトらしきものを挙げるとしたら、それは全体を覆う曲調、複雑な作業を経た音色にあるのではないだろうか。このような雰囲気は次のマジカルにおいても残り香として感じる事が出来る。敢えて言うなれば、サイケな世界観を具現化し時代に定着させた象徴が、このアルバムのコンセプトと言える。アルバムの発表は1967年6月であるが、レコーディングは1966年12月頃から始められた。最後のツアーが8月なので、3か月の休暇をとった後のレコーディングである。4月から6月にかけて『リボルバー』をレコーディングしている事を考えると、ツアーを挟んでいかにこの時期の創作意欲が高かったを伺い知る事が出来る。本作は、このアルバム『サージェント・ペパーズ』のレコーディング・セッションを収録したタイトルである。本作はそのVol.1である。
【STRAWBERRY FIELDS FOREVER】 シングルでリリースされた両A面の内の1曲で、サージェントの楽曲と同時期に収録されている事から、一連のレコーディング・セッションとして収録されている。リリースはアルバムに先立つこと1967年2月である。同一の楽曲がデモの段階から完成に至るまでここまで多くのテイクが残存しているのも珍しい。それくらい複雑かつジョンが推敲を重ねた証なのであろう。当初「It’s not Too Bad」と仮題されたデモ音源は、1967年10月映画『How I Won The War』の撮影中にスペインでレコーディングされたものである。楽曲の骨子は既に完成しており、あの美しいメロディはこのようなシンプルな演奏でより際立っている。続いて1966年11月ケンウッドの自宅に場所を変え、エレクトリック・ギターによりデモ音源が収録されている。歌詞は若干異なるものの、ほぼ完成しており、ヴォーカルもダブル・トラックで収録している。最終バージョンのように「Let Me Take You Down♪」から始まる構成になるのはまだ先の事である。興味深いのはディスク1トラック22と23である。新しい試みとして導入したメロトロンを試行錯誤している様子が収録されている。いかに効果的に使用するかを探るため、プワァ?という音色をいろいろと試しているようだ。
ここまでがジョンひとりによるデモ音源であったが、1966年11月24日からいよいよスタジオに入りエンジニアらと共に本格的なレコーディングに入る。当初はメロトロンを中心としたスロウな感じの曲となっている。この頃、11月の終わりに集中的にレコーディングが行なわれており、急速に曲が完成していく様子が伺える。そして12月に入ってもレコーディングは継続し、1966年12月8日に初めて、ジョージ・マーティンの手により弦楽器のオケが収録される。当初のメロトロンによるものとは印象ががらりと変わったハードなものである。それまでメロトロンを使ったアレンジを繰り返してきたが、いまひとつな印象をジョンは抱いており、マーティンにあえて全く異なるオーケストレーションの依頼をしたのであろう。このオーケストラによる演奏に初めて歌を入れたのがディスク1トラック46である。アップテンポになっただけでなく、ジョンの歌いまわしもロック調に変えられている。この後、しばらくメロトロンをやめ、オーケストレーションをバックにしたレコーディングが重ねられている。当初メロトロンをメインにしたスロウな楽曲だったものを、後半のレコーディングではオーケストラを導入したハードな楽曲にした。ジョンにしてみれば、どちらも捨てがたい。そこでマーティンに提案をする。「ふたつのバージョンをくっつけてくれ」。その結果がディスク2トラック5に収録されているテイク7とテイク26を合体させたアセテート音源である。
【PENNY LANE】 ストロベリー・フィールズとペニーレインの両A面は史上最強のカップリングであり、ジョンとポールの才能が同時に瞬間的に炸裂した稀有な組み合わせである。まるでこの2曲だけでアルバムを聴き終えたような充実感に満たされる。ストロベリーフィールズがギターでデモが作られていたのに対し、ポールはピアノでこの曲を作り始めた。ディスク2トラック9はポールが指示を出しつつ、手拍子を打ちながらヴォーカルとコーラスの練習をしている実に生々しいスタジオの様子が収録されている。そして「ペニーレイン」といえばあの印象的なオーボエとトランペットである。こちらもメロディをいろいろと試行錯誤している様子が収録されている。当初は控えめにアクセントとして加えられているのみであったが、あのように突き抜けたメロディにしたのは曲の印象を決定づける正しい選択であった。ディスク2トラック17のシングル・トラックのボーカルが、落ち着いた歌い方と相俟って素晴らしい出来のアウトテイクとなっている。
【SGT.PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND】 さて、一連のレコーディング・セッションから、いよいよアルバム収録曲の音源である。アルバム冒頭を飾るハードなタイトル曲のレコーディングは1967年2月1日から始まった。ウォーム・アップから始まり、当初からドラムとギターを前面に出したロックを志向した楽曲で、後に「オー・ダーリン」でも行なわれたように、ポールは意図的に枯れ気味の発声で歌っている。エンディングは「With A Little Help」に繋げられる事が決まっていたため、あえてエンディングまで完奏するのを放棄しているような感じである。サーカスっぽいイントロに加えハードなボーカル。しかしポールはさらにもう一味加えたかったようで、ディスク3トラック16では甲高いギターを重ねている。ディスク3トラック18はスタジオのライブラリーにあった、あのイントロで使用された喧騒のSEである。なんと全長2分20秒もの長さでノーカットで収録されている。
【WITH A LITTLE HELP FROM MY FRIENDS】 アルバムの2曲目にしてメドレーで繋げられた曲である。これを聴くと曲の境目がピアノ連打による部分で区分されているのがわかる。歓声が被せられる前のクリーン・イントロなのが新鮮である。ディスク3トラック30はリンゴのシングル・トラックによるボーカルのみで、コーラスはまだ重ねられていない。トラック31で初めてイントロのピアノ連打に「ビ?リ?シ?」というコーラスが加えられる。曲中のコーラスもアカペラのような形で収録されているが、これを聴くとジョージが張り切っているように聞こえる。逆にトラック35はコーラストラックである。レコーディング手法の関係から初期のようにテイクを重ねるというものではなく、楽器を順に重ねるというトラックが収録されているため、あたかもマルチトラックのように分離させたように錯覚してしまうが、これらを重ねて曲が完成したということである。ディスク3トラック37は1曲目とのメドレー部分を繋げる歓声部分である。
【LUCY IN THE SKY WITH DIAMONDS】 さて本作のハイライトのひとつがこのルーシーのセッションであろう。幼いジュリアンの描いた絵からジョンが着想を得て作曲された幻想的な楽曲である。テイク1は別ボーカルでジョンはいくぶん平坦に歌っている。声そのものにエフェクトが既にかけられている事が伺える。サビのコーラス部分はまだ未収録でカラオケになっている。エンディングが注目で、最終的にフェードアウト処理される部分がきちんと最後まで(といってもいい加減な終わり方だが)収録されている。WITH A LITTLE HELPがトラック毎に収録されていたのに対し、ジョンは旧来のレコーディング法を好んでいたようで、何度も歌い直したテイクがこのように残されている。ポールの野太い声でタイトルを繰り返すサビのコーラス部分は結局テイク8まで登場せず、ずっと後にレコーディングされたものであろう。ディスク4トラック20は映画「イエローサブマリン」に登場したジェレミーが歌っているテイクである。
【GETTING BETTER】 テイク1とアナウンスがなされるものの、一度ブレイクダウンした後に仕切り直しでベーシック・トラックが収録されている。ボーカルはまだ遠くに聞こえるのみで楽器をメインとしたトラックである。エレピの音がこれほど効果的に使用されているとは、ボーカルが入っていると中々気付きにくいところである。トラック24もラフなガイドボーカルが聴こえるが音量は小さめ。1967年3月23日に初めてボーカルが録音される。メインはもちろんポールでコーラスはジョンがひとりのようだ。ちなみに2002年のツアーではステージでも披露された。ギターのカッティング・フレーズが印象的な曲であるが、本作で聴くことができる初期のテイクではエレピで演奏されている。ディスク4トラック30では興味深いことに、クラッピングが効果音として収録されている。これは最終的に割愛されたものである。
【FIXING A HOLE】 テイク1は1967年2月9日にレコーディングされている。ボーカルはリリース・バージョンと酷似しているが別テイクである。コーラスは一切入っておらず、ポールの独唱で非常にシンプルな印象を受ける。ディスク5トラック6はリハーサルで、あの特徴あるバロック調の鍵盤をあれやこれやと試している様子が収録されている。まさかサージェント・ペパーズの楽曲以外のスタジオの様子まで聴くことが出来るとは驚きである。そのまま流れで入るテイク3もまた別ボーカルで、冷静に歌っていたテイク1に比べ、こちらは元気いっぱい跳ねるように歌っている。今までのテイクが気に入らなかったのか、1967年2月21日にバッキングトラックを新たに録りなおしている。
【SHE’S LEAVING HOME】 ポールは2002年のツアーにおいてこの曲をライブで演奏している。実際に臨場した人はわかるだろうが、ライブではウィックスの奏でるキーボードとコーラスのみの演奏であった。実際にサージェント・ペパーズに収録のオリジナル・バージョンは弦楽器のみをバックに録音されており、いわゆるポールの独壇場で他のメンバーはコーラスでのみ参加している。デビュー以来全てのプロデュースを担当していたジョージ・マーティンであったが、この曲の弦楽器のスコアはマイク・リーンダーという外部に依頼している。多忙なためしばし待ってくれというマーティンに対し、仕事を急いでいたポールが独断で決めたようだ。マーティンはこの件に関しては明確に不快感を示している。テイク1で気付くのは最終的に割愛されたメロディが残されている点であろう。曲の流れを中断する形で挿入されているので違和感がある部分だが、逆に初めて聴く人にとっては、このようなブレイク・メロディが当初付与されていたとは最も驚く箇所であろう。
【ONE DOWN, SIX TO GO VOL.1】 『サージェント・ペパーズ』が『サージェント・ペパーズ』になるまでに、メンバーの間では『ONE DOWN, SIX TO GO』という仮題で呼ばれていた。本作はそれに因んでタイトリングされている。初登場音源を数多く含むビッグ・プロジェクトで、実にディスク10枚分を費やして網羅している。本作はその前編である。レコーディングの入口となった「ストロベリーフィールズ」のレコーディングから「She’s Leaving Home」までのスタジオ・セッション音源を収録している。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。
|
DISC ONE STRAWBERRY FIELDS FOREVER September - November 1966, SANTA ISABEL, SPAIN “It’s Not Too Bad” Session 1 01. Tuning 02. Take 1 03. Take 2 04. Take 3 05. Take 4 06. Take 5 breakdown
“It’s Not Too Bad” Session 2 07. Take 6 - breakdown 08. Take 7
November 1966, KENWOOD, UK Demo Session 1 09. Guitar overdub rehearsal 10. Guitar overdub 11. Demo playback 12. Vocal overdub 13. Guitar rehearsal / Playback snippet
Demo Session 2 14. Take 1 breakdown 15. Take 2 breakdown 16. Take 3 breakdown 17. Take 4 breakdown 18. Take 5 breakdown 19. Take 6 breakdown 20. Take 7 21. Take 8 22. Mellotron rehearsal on Takes 3-6 23. Mellotron overdubs on Take 7
EMI STUDIOS, LONDON UK November 24, 1966 24. Rehearsal 25. Take 1 Single vocal 26. Take 1 Vocal Overdubs 27. Take 1 ADT unused fragment
November 28, 1966 28. Take 2 29. Take 3 breakdown 30. Take 4
November 29, 1966 31. Take 5 breakdown 32. Take 6 33. Rehearsal
Overdubs on Take 6 34. Electric Guitar overdub 35. Mellotron and Bass SI #1 36. New single vocal track 37. Mellotron and Bass SI #2
38. Take 7 remix from 4-track 39. Take 7 reduction 40. Take 7 RM3 41. Take 7 Acetate
December 8, 1966 42. Take 23 43. Take 24
December 15, 1966 44. SI onto Take 25 (edit of Takes 15 & 24) 45. SI #2 onto Take 25 46. Take 26 w/single vocal SI 47. Take 26 w/two vocal tracks 48. Take 26 RM9
DISC TWO STRAWBERRY FIELDS FOREVER December 21, 1966 MIXING & MULTITRACKS 01. SI Vocals + piano onto Take 26 02. SI Vocal #2 onto Take 26 03. Takes 15, 24 & 26 multitrack 1 04. Takes 15, 24 & 26 multitrack 2
December 22, 1966 MIXING 05. Take 7 + 26 EMI Acetate
PENNY LANE December 29, 1966 06. Take 6 07. Pianos SI onto Take 6
January 6, 1967 08. Take 8 fragment 09. SI Overdubs onto Take 8
January 9, 1967 Overdub Session 10. Warm Up 11. Piano rehearsal 12. Flutes & Flugelhorn Rehearsal 13. Take 9 playback & Piano Overdub #1 14. Take 9 playback & Piano Overdub #2 15. Take 9 Flutes & Flugelhorn SI
January 12, 1967 16. Oboes & Trumpets SI onto Take 9 17. Take 9 single lead vocal & Oboes 18. RM8 w/double tracked vocal
January 17, 1967 19. Oboe & Piccolo instrumental 20. RM9 21. RM10 22. RM11 23. True Capitol Promo 45” RM11
January 25, 1967 MIXING & MULTITRACKS 24. Paul single tracked vocal 25. Paul double tracked vocal 26. ADT, Bass and extra piano 27. Flutes, extra trumpets & horns 28. Alternate Channel Mix
DISC THREE SGT PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND February 1, 1967 01. Warm Up (unedited) 02. Take 1 (unedited) 03. Take 2 (fragment) 04. Take 9 05. Take 9 (4-track reel)
February 2, 1967 OVERDUB SESSION onto Take 9 06. Free Now 07. Alternate vocal 08. Free Now playback (unmixed) 09. Isolated playback chat unmixed 10. Isolated playback chat clean 11. Main Vocal SI 12. Paul & John vocals SI 13. George Vocal SI 14. Take 9 final vocals SI 15. Mixdown Take 10 Acetate
March 3, 1967 OVERDUB SESSION 16. Harrison Guitar SI onto Take 10 17. Horns SI onto Take 10
March 6, 1967 OVERDUB SESSION 18. Atmosphere unedited tape 19. Atmosphere SI (4-track reel) 20. Take 10 Remix 8
FOUR TRACK REEL from Take 10 21. Backing Track 22. Vocal Track Take 20
MULTITRACKS 23. Bass 24. Vocals 25. Instrumental 26. George Martin on mixing desk
WITH A LITTLE HELP FROM MY FRIENDS March 29, 1967 27. Take 1 (breakdown) 28. Take 2 29. Take 10 (4-track reel) 30. Lead Vocal SI 31. Backing Vocals #1 SI (4-track reel)
March 30, 1967 OVERDUB SESSION 32. Timpani and snare Rehearsal 33. Timpani and Bass SI (4-track reel) 34. Lead Guitar SI 35. Backing vocals #2 & Hammond SI (4-track reel) 36. Take 11 (4-track reel) 37. Atmosphere Intro
MULTITRACK 38. Drums 39. Bass and Tambourine 40. Piano 41. All vocals 42. Instrumental
DISC FOUR LUCY IN THE SKY WITH DIAMONDS March, 1967 01. Take 1 02. Take 2 03. Take 3 04. Take 4 05. Take 5 06. Take 6 07. Take 7 piano + tamboura SI 08. Take 8 reduction from Take 7
March 2, 1967 OVERDUB SESSION 09. Bass 10. Lead Guitar 11. John vocal + Paul & John backings 12. John second vocal & backing SI 13. Paul second backing vocal SI 14. John third vocal SI 15. Final Vocal Mix unedited 16. RM11
MULTITRACK 17. Drums 18. Take 6 Monitor Mix 19. Vocal Pitch
EXTRA 20. RM20 1968
GETTING BETTER March 9, 1967 21. Take 1 Warm Up 22. Take 1 23. Unknown Take breakdown 24. Take 7 w/rough vocal guide
March 10, 1967 OVERDUBS 25. Drums SI 26. Bass SI 27. Take 12 Tamboura & Guitar SI
March 21, 1967 28. Take 14 Mixdown of take 12
March 23, 1967 OVERDUBS 29. First vocal inserts 30. Paul & John vocal track #1 31. Paul & John vocal track #2
DISC FIVE GETTING BETTER March 23, 1967 OVERDUBS MULTITRACKS 01. All vocals 02. Electric Guitars & Congas 03. Electric Pianos & Congas 04. Take 15 Remix
FIXING A HOLE February 9, 1967 05. Take 1
Mixdown Take 1 onto Take 2 06. Rehearsal 07. Take 3
Overdubs onto Take 2 08. New Vocal insert SI 09. Second vocal SI 10. All vocals & Backing V SI 11. Electric Guitar SI
February 21, 1967 12. New backing track (Harpsichord, bass and drums SI) 13. Unknown RM Mix
MULTITRACK 14. Backing Vocals 15. Instrumental
SHE’S LEAVING HOME March 17, 1967 16. Take 1 17. Take 6
March 20, 1967 18. Violins (4 track tape) 19. Cellos (4 track tape)
Reduction Take 1 into Take 9 20. Vocals Multitrack tape 21. Main Vocals (4 track tape) 22. Backing Vocals SI (4 track tape) 23. Take 9 (4 track tape) 24. RM1 with ADT
April 17, 1967 Stereo Remix 6 & Edit -MULTITRACK 25. Harp, Violas and Violins 26. Harp, Cellos & Double Bass 27. RS backing track 28. Vocals onto Edited Take 9
|
|